新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

妻のこと

2012-09-22 10:33:52 | メンタルヘルス
今まできちんと書いてなかったと思うので、ここで一度記しておきます。

僕の妻は、アスペルガー症候群と呼ばれる精神障がい者です。精神科への通院を開始して十数年経ちますが、この障がいは専門医でも判断が難しく、正確な診断を受けたのは5年前。市の保健師の薦めで転医した先の病院で今の主治医に出会い、はじめて分かったことです。

アスペルガーは、よく「コミュニケーションの障がい」と言われますが、僕の実感としては、認知機能の問題のようです。出来事や相手の言葉の捉え方、認識の仕方が健常者と異なるために、意味の取り違えや反応のずれが生じる。それが原因で他人とうまく意志疎通できなかったり、その場にそぐわない言動を取ることがあり、そこから社会生活の困難さや不適応を生じることとなるようです。

今は2週間に一度、通院して診察を受け、服薬と認知行動療法で体調の調整を図っていますが、なかなか症状が安定しません。
日常の些細な出来事が本人にも予想外な思わぬ反応につながることも多く、特に元々苦手意識の強い他人との交際には強い拒否反応を示すので、「学校行事がある」と考えるだけで具合が悪くなります。

娘は小4で、元気で利発でいたずら好き。毎日、とてもブログには書けないようなことばかりしてくれますが、お陰で癒されることも多く、我が家の大切な宝物です。様々な人々の支援を受けながら、二人で必死で育ててきました。

今まで、大変なことも沢山あったし、正直、投げ出したい時もあったけれど、妻と娘が居ない生活などあり得ません。かけがえのない大切な、僕の家族です。