今日のことだそうです。
例によって体調不安定なため、他人への警戒心が強くなってしまった妻。銀行に行く用事はあるのですが、人に会うのが嫌で、家から出たくありません。
ふと思い付いて、娘にこう提案したそうです。
「社会勉強にもなるから、お母さんと一緒に銀行に行ってくれない?」
母親と一緒に何かするのが大好きな娘のこと。もちろん二つ返事でOKしたのだそうです。
ほかでもない、銀行に行く用事とは、娘名義の通帳に入金すること。
無事に終えて帰宅すると、娘が尋ねてきたそうです。
「ねえねえ、それって私の通帳?」
「そうだよ。でも、これはあなたが大人になるまで親が管理して、進学とか、その他色々必要なことに使うためのものだから、今は使えないよ」
「いくらあるの?見せて、見せてー!」
妻は最初は拒んだのですが、あんまりしつこくせがむので、根負けして通帳の残高を見せたのだそうです。
「えっ!?こんな大金?スゴーイ!」
それは、正直そんな大した金額ではないのですが、五年生の娘には、見たこともない大金なのは、間違いありません。
この10年あまり、児童手当や、僕の安月給から月々のやりくりで捻出したわずかなお金を、ただ娘のためにコツコツ貯めてきた、妻の、汗と努力の結晶でもあります。
「見せて良かったかな?」
不安げな顔で、妻が尋ねてきました。
「それは、とても良いことをしたと思うよ。」
僕は、そう答えました。
例によって体調不安定なため、他人への警戒心が強くなってしまった妻。銀行に行く用事はあるのですが、人に会うのが嫌で、家から出たくありません。
ふと思い付いて、娘にこう提案したそうです。
「社会勉強にもなるから、お母さんと一緒に銀行に行ってくれない?」
母親と一緒に何かするのが大好きな娘のこと。もちろん二つ返事でOKしたのだそうです。
ほかでもない、銀行に行く用事とは、娘名義の通帳に入金すること。
無事に終えて帰宅すると、娘が尋ねてきたそうです。
「ねえねえ、それって私の通帳?」
「そうだよ。でも、これはあなたが大人になるまで親が管理して、進学とか、その他色々必要なことに使うためのものだから、今は使えないよ」
「いくらあるの?見せて、見せてー!」
妻は最初は拒んだのですが、あんまりしつこくせがむので、根負けして通帳の残高を見せたのだそうです。
「えっ!?こんな大金?スゴーイ!」
それは、正直そんな大した金額ではないのですが、五年生の娘には、見たこともない大金なのは、間違いありません。
この10年あまり、児童手当や、僕の安月給から月々のやりくりで捻出したわずかなお金を、ただ娘のためにコツコツ貯めてきた、妻の、汗と努力の結晶でもあります。
「見せて良かったかな?」
不安げな顔で、妻が尋ねてきました。
「それは、とても良いことをしたと思うよ。」
僕は、そう答えました。