みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

サケの稚魚放流

2007-04-13 17:33:30 | まちネタニュース
 本日、閉伊川でサケの稚魚を放流する「第26回さけ稚魚壮行会」(宮古鮭祭実行委員会主催)が行われた。小雨まじりの肌寒い天候だったが、宮古市内の14の小学校と幼稚園、保育園児ら約500人が参加した。子どもたちは「元気で帰ってきてね~」と10万尾のサケの旅立ちを見送った。
 稚魚は昨年12月、宮古漁協松山ふ化場で採卵、今年1月にふ化したもの。体長は5~6センチ。参加した子どもたちは係員からバケツに入れてもらった稚魚を水際まで運び、川に放流した。元気に川の中を泳ぐ姿に「頑張ってね~また会おうね」などと声をかけていた。
 昨日は津軽石川で5万尾がやはり子どもたちの手によって放流されている。

 サケは3~4年後に生まれた故郷の川に戻ってくる。
 宮古では明治38年にサケのふ化事業が開始されて以来、サケは水産業の主要な役割を果たし、地域経済に大きく貢献してきた。昭和61年2月に旧宮古市はサケに象徴される豊かなまちづくりを目指して「サーモンランド宣言」を行っている。
 このことから稚魚放流はサケに関する知識の高揚、情操教育の推進を図り、環境保全精神の涵養に資することなどを目的に毎年実施されている。
 昨シーズンの閉伊川でのサケの回帰率は0・23%。1,400万尾放流したうち、河川捕獲尾数は3万3千尾だった。津軽石川は0・27%、5,140万尾のうち14万1千尾捕獲されている。

 

10年前

2007-04-11 18:24:14 | 風待ち談話
 4月になって思い出されるのは、今から10年前のこの月、ふるさとを離れて日本の裏側の国にいたことだ。そこはブラジル。情熱の国だ。サンバにサッカー、コーヒーに大農園、そしてアマゾンの国、そこに40日ほど滞在していた。あれから10年、早いものだ。
 交換研究グループのプログラムに応募して選考され、ブラジルはパラナ州の各都市にホームステイしながら研修を積んだ。今思えば、この研修が現在のNPOでの青少年交流事業に活かされたものと思う。海外での感動的な体験、有意義なプログラムはやはり次代を担う青少年にとっては大きな財産になる。その思いが、宮古の子どもたちのニュージーランド研修へと弾みをつけた、ひとつの経験だったと考える。それには偶然の出会いやタイミング、とにかくいい風を捉えたことも要因であった。
 さて、そのブラジルだが、長い研修にはいろんなドラマ、ハプニングなど多々あった。今一言で言えることは『毎晩がサンバ!だった』ことだ。情熱の国だけあって、それはもう大変であった。当初は戸惑ったが、後半は自分たちも楽しむようになったのは間違いない。
 言葉はポルトガル語。英語は通じない。もちろん話せる人はいるが、基本的には初めて耳にする言語だ。しかし、日本語も場所によっては大丈夫。日系移民の国でもあり、当時日系人は150万人ほどいると言われた。ホームステイ先が日系人だとホッとしたりもした。ブラジル人でもそれはそれなりに楽しむ事が出来た。
 世界遺産になっている「イグアスの滝」も訪ねた。まさしく世界の絶景である。感動で言葉を失ったことを覚えている。かつてのアメリカ、ルーズベルト大統領夫人がここを訪れた時、「なんと可哀想な私のナイアガラよ」と言わせたほどの滝なのである。私自身、ここに立っていた事は今でも奇跡と思っている。
 このことを書くと長くなるから、また何か思い出した機会にでも続きをと思う。
 私がホームステイした一つにエルビスという青年の家があった。彼は私が帰国して1ヵ月後、日本にやってきて、我が家にホームステイした。その後、彼がブラジルに戻りメール交換をしていたが、いつからかどちらともなくメールが途絶えた。今彼は元気だろうか?まだ小さな子どもがいたが、もう大きくなったと思う。
 今とても懐かしい。我が家の近況もかねて、久しぶりにメールをしてみたい。が、果たしてアドレスは今、どうなっているだろうか?

情報発信

2007-04-10 23:03:44 | 海だより
 ハーバー日記を担当していた職員が退いたので、毎日の海や現場の状況をお知らせできないでいる。多くの人に読まれていたので、そのあとのフォローが出来ないで大変申し訳なく思っている。これがその代わりになるには多少無理があるし、毎日現場に携わっているわけではないので、詳細なサービスが出来ない。やはり現場から発信するのが一番だ。本格的なシーズンインになるまでには再開できたらと思っている。
 これからはシーカヤックやヨット教室、あるいは小中学校の水辺学習などが本格的に始まる。それらの様子、情報を伝えることは、多くの人に海の楽しさを知ってもらったり、我々NPOの活動がどうのようなものかを理解してもらえる手段の一つでもある。このブログでも全体的な様子は伝えていきたいとは思っている。

 4月も10日を過ぎてようやく気温も10度を超えるようになってきた。高校生たちの練習も本格的に始まっている。今年も県の強化指定校に宮古高校がなったようだ。そのためか練習にも熱が入り、意欲的に取り組んでいる。それらに刺激されながらも小生が指導するジュニアクラブもそろそろスタンバイといったところだ。
 昨年、ジュニアは設立10年となり、この節目に全国中学校大会のミニホッパー級で優勝、OP級で2位という成績を残すことが出来た。今年も選手たちの成長に期待したい。
 まずは今年も新人(小2~中3)を募集し、ふるさとの海に親しみながら生きる力を養える子どもたちの育成に取り組んでいきたい。合せて一緒になって子どもたちを育成してもらえるスタッフも募集したい。
 

風邪

2007-04-09 11:01:30 | 風待ち談話
 不覚にも風邪を引いて寝込んでしまった。金曜日あたりから喉の調子が悪く、うがいで予防していた。土曜日には北上市に櫻井よし子さんの講演を聞きに行って、その夜、海の仲間と飲んだ。若干調子は悪かったものの、それなりに飲むことが出来た。その時は熱も上がることなど予想もしていなかった。旨い餃子も食べ万全にスタミナを付けたと思ったのだが、しかし、次の日の日曜日、朝から38度の熱になり、一日中うなされてしまった。本日もまだ下がらず、だるい中で仕事をしている。昨日一日寝ていたのでメールチェックも出来ず、今整理したところだ。
 38歳でタバコを止めて以来、風邪を引くことはなかった。それが自慢の一つでもあったが、ここ3~4年に1回風邪を引くようになった。抵抗力も徐々に衰えてきたのだろうか?いかん、いかん、もっと鍛えなければ。

 櫻井よし子さんの講演はとてもよかった。女性ながらもタカ派の論客のイメージだが、どうしてどうして、当たり前の日本人観を備えた人だ。日中関係、靖国神社問題、日米関係など歴史の時系列に沿って示唆にとんだ話をしてくれた。政治に利用されただけの歴史問題、どれだけ日本の外交が弱腰なのか、どれだけ政府はモノ言わぬものなのか、改めて知ることが出来た。我々が何か払拭できないもやもや観を見事に晴らしてくれた。日本人の誇り、文化というものがどれだけ素晴らしいものなのか、忘れかけていた「品格」を教えてくれた。
 前日、中国から取材を終えて帰国したばかりだが、環境に汚染された実態も事細かく伝えてくれた。政治も含め、環境問題でも今や中国は大きな存在になりうる。
 我々は政治や経済、環境も含め、隣国の動向には関心を示すべきだろう。


大会が近づいてきた

2007-04-06 22:28:19 | ソフトバレー
 以前に体力トレーニングをかねてソフトバレーをやっていることを書いたが、その大会がそろそろ近づいてきた。本日は練習があり大勢のメンバーが体育館に集まってきた。今回わがチームから4チームが出場する。種目は男子の部、女子の部各1チーム、トリムの部(男女混合)45歳以上2チームをエントリーした。試合は来週だが、まだ練習日はある。チーム編成も決まり、みんなそれなりに練習している。小生はトリムの部に出場する。昨年は準優勝した。他のチームも優勝したりと、結果的にいい成績を残しているゲンのいい大会である。昨年同様いい成績を残したいものである。
 今年のわがチームには若い人たちが入会してきた。比較的年齢が高いチームなので、若い人たちのお陰で活気が出て来た。何せ小生たちの息子、娘と同じ世代の子たちが6人ほどもいるので、その若さとパワーに前にオジさんたちも負けじと張り切っている。
 しかし、このオジさんたち、意外とやる。自分でいうのも何だが、キャリアがあるだけ戦い方を知っている。スパイクを決めるもフェイントを決めるのも1点は1点だから、無理せず1点を取るプレーをする。ワンタッチプレーやブロックも1点だ。きれいにスパイクを決めることは少ないが、若い人のパワープレーに対して硬軟をうまく使い分けるオジさん。その結果がうまく試合につながれば、試合の夜は美酒に酔いしれる。結果が悪くてもやるけれどね。そして夜の第4セット以降は終わりがない、かくしてオジさんたちの夜の戦いは永遠と続くのである。
 

メジャー開幕

2007-04-05 23:15:54 | 風待ち談話
 アメリカメジャーリーグが開幕する。テレビではいよいよ松坂が登場とヒートアップしている。もう野球シーズンなんだとふと気づいた。そいうえば最近、野球を見なくなった。日本のプロ野球も開幕しているのに、何か一つ気が乗らない。まして春の高校選抜も終わったことも気づかなかった。新聞で静岡の高校が優勝したことをあとで知った。
 プロ野球はやはりスター選手がいなくなったため、見なくなったのだろうか。昔はやはり王、長島それだけで熱狂した。そんなカリスマな選手がいなくなった。加えてドラフト問題がプロ野球を衰退させている。ドラフト問題はあの江川事件が一番だ。今でも「江川、反省しろ!」とテレビ見ては一人突っ込んでいる。昔も今もドラフト制度のルール無視は続いている。江川問題は論外だが、先日の大学生問題は彼一人が犠牲になって気の毒だった。責任を負うべきは関係する大人全員にあるはずなのに。
 そんなこんなで、内外野ともつまらくなっている日本のプロ野球。だからメージャーが注目を浴びるのだろうか。いつかチャンスがあったら先日のニュージーランドの本場ラグビーの観戦をしたように、メジャーも見てみたい。
 ちなみにNBAのプレーは8年ほど前にアメリカで見た。やはり本場はエンターティメントを含め迫力と胸躍らされるものがある。

 

ジングル制作

2007-04-04 23:08:08 | ラジオの時間
 ラジオ番組を制作するための準備を少しずつ始めた。。無い頭を使いながら勝手に素人のイメージであれこれ考えている。本日は、まだ決定していないが4月中に行うトーク番組のイメージキューシートを作ってみた。これは番組進行表というか全体の流れである。この中にパーソナリティー用のアナウンス原稿を入れてみたりと、1時間ほどの構成で組み立てている。もちろんまだ完成ではないが、少しずつ手を加えていきたい。
 夜は夜で、パソコンを駆使しながらジングルというのを作ってみている。わがMacは音楽ソフトも充実しているので、意外と簡単に作ることができる。ジングルは番組の途中で流すもので、今、どこのなんという放送局のなんという番組を放送しているのか、そのことを伝えるものだ。そうそう、ミニFM局は「ハーバーラジオ、FMマリンフィールド」という名称で行っている。これらの案内をバックミュージックと共に約20秒ほどで伝えるものだ。今のところ自分の声でやっているが、最終的には若い人の声で制作していこうと思っている。またタイトルコールも知り合いの外国人に頼んで、ネイティブ英語の発音で録音した。これにも音楽を乗せてみた。おっ、なんかいい感じだ!気に入った曲をとっかえひっかえしながらイメージのものに近づけている。
 いや~、これは意外と楽しい。時間もあっと言う間に過ぎてしまう。さぁ、明日は何を作ろうか??
 

無くしたモノ

2007-04-03 17:58:34 | 風待ち談話
 先日、ハンガリーの新婚旅行のお土産にFさんからもらったお菓子を食べた。ひまわりの種だろうか。小さな粒粒がパリパリして何か素朴な味がした。薄い塩味なのだが結構イケた。
 そんな外国のお菓子と合わせて、昔懐かしい駄菓子も前後に食べる機会があった。黒飴、タバコ型砂糖菓子、コウセン?(粉末)だっけ、あとは乾燥麺、小さいエビセンもあった。ほとんど忘れかけていたものだが久しぶりに食べた。それらは口の中で甘く溶けていった。「甘いは旨い」の時代。今のようにゲーム機などない駄菓子だけの時代。その味の中に小さい頃の自分を思い出した。
 あの頃の、一番大切なものは虹色に輝く大きなビー玉だった。ある日、それをどぶ川の中に落してしまった。いくら探しても見つからず、泥だらけで泣きながら帰って母さんに叱られた。クゥ、クゥ鳴く捨てられた子犬を拾ってきて父さんに叱られ、泣く泣くまた捨てに行ったっけ。
 ビー玉を無くしたように、大人になるまで無くしたきたものは沢山ある。モノやココロも含めて、それらは今どこにあるのだろうか。

出会いと別れ

2007-04-02 23:11:54 | 風待ち談話
 出会いは別れの始まり。さよならもまた人生かな。そんな思いを巡らす新年度。悲喜こもごものこの季節。出会いと別れが交錯し、別れの辛さはこの身にしみる。別れほどつらいものはないが、この時期はそれが現実的なものになる。
 私の周りにも毎年その別れがあり、その都度、新たな旅たちにエールを贈る。でもこのところ自分も歳をとったのか、自分の終焉を感じるように、別れには敏感になる。何気ない別れでもウルウルしてしまう。それなりに関わりをもった以上、人には感謝しなければならないし、それだけにその感謝に対する気持ちが人にやさしくしていかなければならないのだと、つくづく思う。それが出来なかったことを反省しながら、また出会いと別れの人生を生きていく。
 
 

レースにカムバック

2007-04-01 16:41:01 | セーリング
 本日から新年度が始まった。我々のNPOも気持ち新たにスタートを切る。昨年度もかなり多くの事業を実施した。「海に学び、海に親しみ、海を活用する」をテーマに子どもからお年寄りまで、万人に海原の喜びを知ってもらった。これも会員をはじめ現場をいつも担当してくれた職員のお陰だ。常勤できない我々にとってやはり頼りになるのは職員たちである。今年も大きな理想を掲げてそのミッションを遂行していきたい。改めて感謝と協力をお願いしたい。

 本日の海は荒れ模様だった。予想気温はかなり高そうだったが、北東の冷たい風が入り込み、気温も低く白波踊る宮古湾だ。果敢に出艇していった高校生、でもすぐ沈して戻ってきた。まだまだ技術不足だ。
 ヨット連盟の総会も無事終了し、今年度の予定も決まった。今年は東北ヨット選手権が宮古で行われる。8年ぶりくらいだ。この東北選手権には小生もここ2~3年、出場している。いろんな分野で中年たちの活躍があり、それらに刺激されながら自分もとレースにカムバックした。微風ならなんとかレースになるが吹いたらトップマークまでがやっと。でもいつまでもレースを出来る喜びは何事にもかえがたい。身体の続く限り頑張ってみたいが、今年は宮古開催となり運営に回るのでレースはまたの機会ということになる。