蕪と大根(聖護院)

2014-11-10 08:00:00 | ダイコン・蕪

関西(京都府)うまれのおばさんは

小さいいころから、蕪と大根は聖護院で育ってきており

長い大根はお漬物(たくあん)にするものという感覚でした。

何時のころからか?関西の家庭でも長い大根が主流になってきて

何の抵抗もなくおでん(関西では関東炊きといいます)に

長い大根を使っていました。

当地でもたまに聖護院大根が売られていることはありますが

いつでもどこでも買えるということはなく

畑をやるようになり種屋さんで聖護院の表示を見て

懐かしいのと昔の味がよみがえってきて

「これは自分で作るしかない」とつくり始めました。

土壌の違いからか最初はなかなかうまくできなかったのですが

おばさんの腕が上達したのか?

種の改良が進んだのか?

近年はうまくできるようになりました。

しかし、味は若干違います・・・

聖護院大根は煮物にすると、大根の臭みも少なく、柔らかいのに

煮込んでも煮崩れしにくいと、いいところだらけです。

聖護院蕪は千枚漬けだけでなく、我がふるさとでは

お正月には縁起が良いとされる末広に切った蕪(聖護院蕪は大きいので)を

柔らかく煮てお味噌で味付けしたお雑煮をいただきます。

まだまだ小さいですが(もう少しするとこの倍くらいになります)

左から  聖護院かぶ  聖護院だいこん  青首大根 

葉っぱが違いますね。匂いも違いますよ。

市販されている蕪はほとんどが葉っぱが切られていますが

根より葉っぱのほうがカリウムやカルシュームを多く含んでいます。

蕪の葉っぱは煮びたしにするとおいしくいただけます。

 

 

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