月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.197 映画「シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~

2023-10-03 00:19:49 | 映画

自分はロッカーというものは孤独で家族の理解は得られないという

イメージを持っていました。例外と言えるのが

シーナ&ロケッツの鮎川一家ですね。

この映画は、今年亡くなった鮎川誠さんに関するドキュメントに

インタビュー等を加えたものとなっています。

 

黒のレスポールカスタムを相棒に、サングラスに革ジャンのスタイルで

ギターを弾きまくる姿はどこまでもカッコいいのです。

しかしながら家庭では、妻のシーナと3人の娘を大事にしている姿が。

3人の娘たちは、ロックし続けている父親を尊敬している様子が

映像から見てとれます。

 

インタビューも、大きな影響を受けたという、

元ブルーハーツの甲本ヒロトさん、

元ルースターズの花田裕之さん等、思い出話を披露してくれています。

鮎川さんの人柄を感じさせてくれますね。

 

妻のシーナさんが亡くなった後も、シーナ&ロケッツは演奏を続け、

3女のLUCY MIRRORがシーナさんの代わりにボーカルを受け継いだのも

家族の強い絆を感じましたね。

当初はポップ過ぎるのではと賛否両論だった「ユー・メイ・ドリーム」

それでもシーナ&ロケッツには最も重要な曲ですね。

娘に歌い継がれていったのは感無量だったのではと思われます。

 

自分自身は、結局、シーナ&ロケッツを見る機会がありませんでした。

この映画に使われているライブ映像を見て、

一度は生で見たかったなぁと思えたのでした。