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農耕が暮らしの糧だった頃の日本において、春と秋は、大きな節目となっていました。
農作業が始まる春は、1年の始まり、そして秋は収穫の時期です。
収穫を喜び、実りに感謝しながらも、これから訪れる冬を気に病む時期でもありました。
このような生活に、密着している節目の日を、「社日(しゃにち)」といいます。
社日は、春分の日と秋分の日に最も近い「戊(つちのえ)の日」になりますが、最近ではみんなが集まりやすい土・日に執り行われるところが多くなっています。
世話役の方から順に玉串を奉納し、今年の豊作祈願をしました。