星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(48) 2月8日

2007年02月08日 13時17分35秒 | Weblog

「毎年2月8日になるとケロウナの冬は終わり、春の準備が始まるのよ。」

ケロウナで40年近く野菜農園を営むOさんの奥様が、満面に喜びをたたえながら断言しました。家の周りにはまだまだ雪が残っているのに、「ほんまかいな?」。

1月17日にケロウナに到着してから気温零下の日が続いていたのに、ここ2~3日は最高気温が5度くらいにまで上がるようになり、昨日7日の夜から久しぶりに降りだした雨が、今日8日も朝から降り続いています。そして家の周りの雪をドンドン溶かし始めたではありませんか。Oさんの予言的中です。半信半疑で天気予報をテレビで確認したら、これからは街中では零下になる日は無く、4度~8度くらいにまで気温が上昇するとの予報です。でも、なんで「2月8日」なんだろう?

それにしても、40年にわたりお天道様相手に仕事をしてきたOさんの経験に基づく勘の鋭さにはビックリしました。春の訪れを待ちわびたお客様が3月になって買いに来る花の苗づくりは、毎年1月の種撒きから始まるそうで、今は苗作り真っ盛りとのこと。周りは雪でも温室の中では春を迎える準備が着々と進んでいるのです。季節の移り変わりの感覚が身体に染み付いているんですね、Oさんは。

平年はせいぜい数回の降雪で、いつも2~3日で溶けてしまうのに、零下の気温が続いていつまでも雪が溶けなかった今年の冬は、ケロウナでは「異常気象」だと誰もが言っています。さすがの異常気象もOさんの勘を狂わせなかったと言うことでしょうか?でも、なんで2月8日なんだろう?

街中は春の準備開始でも、予報によれば山にはまだまだ新雪が期待できそうです。「使用後」の勇姿を写真に収めるまでは私の冬は終わりません!