星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(51) 使用後もどき

2007年02月13日 17時26分57秒 | Weblog

いよいよ「中の中」宣言する日が来たかと思ったのですが、胸を張って「使用後」写真をお見せできるかと思ったのですが、世の中そんなに甘くありませんでした。12日にT師匠に撮っていただいたシルバースターでの写真を見てください。まだまだ不満です。流れるような、なめらかなターンの滑りが出来ていないのです。ターンに際してのブレーキが強すぎるのです。

この不満解消の秘策をT師匠が教えてくれました。
ターンの中間で理論上はスキーが谷に垂直に向かう(ここまでは分かります)、その直後、ターンの後半に入るときにスキーの後ろを斜め後方に軽く押し出してやるような感覚(強く蹴らずに、富士の裾野のようなイメージの角度で軽く、軽~く?)を身につけること。押し出しの強さは斜度、スピードに応じて千差万別、滑りの中で身体に覚え込ませるしかないとのこと。

ウ~~ン、分かるような気もするけどなぁ・・・・。グリーン周りの寄せの感覚に似ているのかなぁ?車のターンでのブレーキとアクセルの踏み方の関係に近いのかな?

師匠の教え方が良いのか、生徒の素材がグーなのか、多分両方だと思いますが、なんと、この点を意識してターンしたらターンの弧が大きくなり、スムーズになり、いかにも「滑っているなぁ」っていう感じが自覚できたから不思議です。かつてリフトからKちゃんと一緒に憧れて見下ろした、あの上級者の滑りに似ていなくもありません。

「一を聞いて十を知る」俺ってひょっとして・・・、ド、ド、ド、ドサドサ、ドッテ~ン!!!

邪念が心の隙間に忍び込んで、ここしばらく遠ざかっていたド派手な大転倒。スキーが外れ、帽子とゴーグルがすっ飛び、襟から雪が侵入。しかもリフトのほぼ真下。照れ隠しに大声で笑って見せた小心者を助けてくれながら師のたまわく、「今の滑りはよかった!この転倒は価値ある転倒ですよ。新雪で上体のバランス崩しただけで、下は完璧だった。」ずっこけて誉められるのも変な気持ちですが、確かに倒れる寸前までは気持ちよくターンでき、俺って・・・ひょっとして・・・と思いたくなってしまうような、昨日までの自分とは明らかに違う、一段上のターンだったと思っています。

この秘術が、これからの残り期間で身についた時こそが本物の「使用後」なんですが、T師匠出張のため写真が撮れません。よって、本日の「使用後もどき」で今シーズンの証拠写真の幕引きとさせていただきます。

体調不良で今日来なかったプロゴルファーKちゃんには、この秘術だけは教えてやるわけにいかないよなぁ。まさか、このブログ見てないだろうな。