ローマ12:19
『愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」』
以前アメリカの裁判所で起こったことでした。
ある裁判が開かれていました。
若い女性を殺した罪で、一人の若い男が裁判を受けていました。
そこには殺された女性のお父さんが傍聴席に座っていました。
しかし、そのお父さんの中には犯人に対する激しい憎しみと復讐心があふれていて、我慢できず犯人に襲い掛かり、犯人を殺してしまいました。
一瞬の出来事だったので誰も止めることが出来ませんでした。
そしてお父さんは現行犯逮捕されました。
そのお父さんは、自分の思い通りに犯人を殺したから、その瞬間は満足したかも知れませんが、その後の人生は、刑務所暮らしの辛い日々が始まります。
一生出て来られないかも知れません。
そして、それは自分だけではなく、家族にも新たな苦しみを与える結果になりました。
復讐したい気持ちはわかりますが、神様は私たちがそれによって自分の人生までもだめにすることを願いません。
復讐すれば、新たな苦しみが始まりますので、神の怒りに任せるのが一番良いです。
私たちが手を下さなくても、悪いことをした人に対しては神が公正に必ず裁きます。
【祈り】
主よ。悪いことをされて苦しんでいる人たちを助けて下さい。
【聖句をノートに書きましょう】
－赦す心－
- マタイの福音書5:44
- ヨハネの福音書8:11
- 創世記50:20-21
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