宗教と政治が脚光を浴びているようですが。
そもそも、政治と宗教はガッチリ結びついているものなんです。
1789年〜起きたフランス革命は、支配者階級の特権を排除し、自由民主化を行ったわけですが。
宗教家が法的優位性や免税特権などを受けて、世襲制が成り立つ地位を築いて、支配者となっていたのですよ。
民衆・大衆の意識を誘導するには、宗教はもってこいなんです。
だから、宗教≒政治になる。
200年以上前に起きたフランス革命は、それらの地位特権やらをすべて壊した。
大勢の人が死んでもやる必要があった。
日頃の、
「なんかおかしいけれど、みんなやっているし、長いものにまかれろでやっていればいいじゃん」
と、飼い殺しの家畜、社畜、国畜になっている日本人には考えられない革命ですね。
まぁ、日本には「いじめ」というタコ殴りの文化があって、象徴的な事件を取り立てることにより、その事件の発端となる事象に制限をかける・緩める法律を整備するという、その場その場での応急対策立法を行います。
三億円事件で、原則給与現金手渡しが銀行口座振込になったり、
連続幼女誘拐殺人事件をきっかけに、メディアコンテンツコピー規制をかけたり、青少年保護育成条例ができたり。
規制の元になった事件は臭いものにフタで忘れ去ってしまうので、なんでできたルールか忘れてしまう。
パッチワーク的な法律の矛盾をなんとか抑え込んで、ほとんどの人が何が正解がわからない法律などもできるのですよ。
労働者派遣法など最たるものです。
企業が正社員雇用できないから、労働者が浮浪者となり、ほとんど生活保護を受けることになってしまうことを防ぐための派遣法。
日本経済の応急処置のパッチワーク立法なので、ほとんど成立していない、なんとかギリギリ成立している法律です。
根本的には、年金制度やら、生涯雇用制度やら、労働法やら、全部に手を付けないとどうにもならない問題なのですが。
フランス革命から心理学、精神医学が発達したとも言われています。
医療行為の保険適用で、人の悩みが解決されるシステムは画期的だと思いますよ。
病名をつければ保険適用で薬も処方できるし、治療薬も開発できる。
違法薬物で心身も経済もボロボロになるよりよっぽどマシです。
ところがこれも既得権益や世襲で地位を確保してしまった精神科医とか、そういった社会歴史背景を知らずに医療行為に携わることになった新人スタッフなど、偏見が抜けきっていないわけです。
手近な金だけ儲けられれば適当にやればいいという、短くて狭い視点になる。
例えるならば、辺境の小さなコミュニティの職場で発生する、ブラックローカルルールの最たるもので。
巨大腐敗企業でも起きている、ブラックローカルルールでもありますね。
医師や医療スタッフの質に患者も染まります。
逆に患者の質によって医療スタッフの質も変わります。
そもそも、「おバカタレント」の言葉を何故信じるのか不思議ですが。