ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

再再再履

2018-03-09 20:12:42 | Technics
工業高校機械科

短期大学部機械コース

理工学部精密機械工学科

と進んだせいで、

材料力学
電磁気工学
電気電子工学
原動機工学
人間工学
制御工学
情報処理
設計製図

などといった基礎工学を、実は3回ぐらい重複して学習することになった。

それは当然、同じようなことを再度習っているのだから、満点取れてしまうというもの。

好きだし。基礎工学。


現場からたたき上げで理論を学んでいったようなもので、染み付いて離れなくなってしまった。

気づくと勝手に、

組み立てやすさ
原価計算
償却費用
加工方法

などを、頭で計算するので困る。

完璧というものが存在しないことを知っている。

個々の部品を最適に寄せ集めても、完璧にはならない。

つまりどんな小さな部品でも、より良い材料や工作方法があるし、部品の組み合わせも無限通り存在する。

音楽や絵画などの芸術も同じで、正解を探し求めても正解というものは存在しない。

多分人間国宝となる人は知っているのだろう。
正解のない答えを探すことを。
全ては試作品で、完成品はないということを。

その端くれぐらいはわかる気がするけど、完璧な正解はまだないというのが正解ということだけはわかる。

ペーパーテストの100点は可能だ。
でも実際の開発に正解はない。

基礎は地味だが役に立つ。


タイトルは「前前前世」から。

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