売上とか目指しているうちは、まだまだ青い。
本物は文化を作る。
他の人のアイディアを刺激して、新たな創作物を作り出す。
その創作物が新たな文化を作り出す。
そういったものを作るには、それなりに没頭する必要があって。
他人の意見に左右されなかったり、近視眼的な商売を超えたところに文化の種が存在する。
それがわからない人間が、単純な利益追求をして介在することによって、その文化をブチ壊す。
日本で言えば、松下幸之介や本田宗一郎。
世界的に言えば、スティーブ・ジョブスやイーロン・マスク。
それらの才能を伸ばすのではなく、商売になるように制限することがよろしくない。
世の中には、「営業しかできない人」っていてですね。
自分でモノを作ることができないから、すごいものを作る人をコントロールしようとする。
ところが、そのモノの本来の価値がわからないで、ただ目の前の利益を追求するだけだと、結局何も理解できなくて失敗する。
ガラスを切るための工業用ダイヤモンドを、装飾品として売ろうとするようなもので。
ものの本来の価値を全く理解できない営業は、そのくらいの間違いを平気でする。
世の中の価値観や、社会の常識をひっくり返すようなモノを作るには、それ以上の細部の現実を理解できる微視的視野と、世界的な巨視的視野を同時に持ち合わせる必要がある。
そういった営業は、もちろんそんなに簡単にはいない。
文化を作るということは、今までの文化をひっくり返すということでもある。
既存文化を維持したい反対勢力を振り切ってやりきる必要がある。
その覚悟を持ち合わせない営業やプロデューサーをパトナーに選ぶと、それだけで衰退する。
世の中の、「失敗」のほとんどは、自己責任ならぬ、他己責任である。
つまらない企業文化や、その他個人の既得権益などを維持するために、革新的な文化は潰されるリスクを持つ。
それで、それらの苦労して作り出したものの成果だけを、自分のものにしようとする人間もいて。
そんなヤツに利益をもたらすのは、間違いすぎる。