人は自立すると離れます。
自立していない親にとっての子供や、とにかく残業させて社畜になって仕事を片付けてくれないと困る人にとっては厄介です。
自立させない方法はたくさんあります。
・やらせない
なにかやろうとしたら止めましょう。
それがちょっとでも危険だと思えば、「危ないからやめなさい!」とひっぱたいてでも止めましょう。
なにか失敗したら、「ほら言ったとおりでしょう」と全否定してあげましょう。
自分になにかできる可能性があると勘違いされては困ります。
従順にさせるためには変な自信をつけさせてはいけません。
自分の理解できる範囲で理解できることをしてくれないと、超えられてしまいます。
言うことを聞かなくなります。
・自信をつけさせない
自分に何かできると思わせない。
何か達成しそうになったら止めましょう。
手を出してしっちゃかめっちゃかにしてあげるのも手です。
「こうすればいいと思うよ〜」
と無責任なアドバイスをして失敗を誘発させるなんて方法もあります。
圧倒的な体力や権限をチラつかせるのも手です。
ときには実行しましょう。
小さな子供や女性であれば大人の体力で簡単に組しけます。
体力的に絶対に勝てないプロレス技で勝つとかすれば効果てきめんです。
・決定権を無くす
親や上司は絶対です。
失敗するはずなんてありません。
失敗しても誤魔化せばいいんです。
だから最終決定権は与えないことです。
自分で描く夢さえも摘み取りましょう。
画用紙いっぱいに(時にははみ出すような)幻想を描くような想像力は、自立してしまいます。
自分の進路や恋人や結婚相手も、自分では決めさせないことです。
「そんな自由はない」と絶望を与え続ければ、自立なんてできません。
・善悪の判断をつけさせない
自分で善悪の判断をつけさせてはいけません。
勝手な判断で世の中に善行をされては困ります。
社会から尊敬されてしまいます。
自分の手の内から離れていきます。
小さな悪いことを「このくらいみんなやっているんだ」と一緒にやらせるのが、善悪の判断をつけさせなくする一番の方法です。
いずれ大きな悪いことを、何も考えずに実行できるようになります。
そうすればいつまでも自分の認識できる範囲にいてくれるでしょう。
ボランティアで勝手に清掃活動なんかやるようだと、独立してしまいます。
被災地や貧困や病魔の現実をなんとかしようなんて立派な考えを実行されては、手の届かないところに行ってしまいます。
・放っておかない
ひとりの自由な時間を与えないことです。
そして勝手なことをしないように全て管理しましょう。
食事も睡眠も遊びさえも管理してあげれば、従順なペットの出来上がりです。
離れて暮らすなんてことは考えもしないでしょう。
まぁこんなことをしても自立する人はするし、より一層頑張って体力精神力経済力をつけてしまう場合もあります。
逆に反撃を喰らって殺されることもあります。
生命的にだけではなく、社会的な死もありますね。
上記の自立させない方法は、法律に触れることも多分にあります。
然るべき場所に報告された時点でアウトになります。
逆に自己否定を続け鬱になり自殺もありえます。
乳幼児の虐待にもつながるし、激しい反抗もあるでしょう。
いずれにせよ家庭・組織は崩壊します。
そんなことになる前に、自立してくれたほうがよっぽどマシです。