そして親になる

私は結局、親になる決断を下せなかった。

それはそれで大きく間違ってもいないし、かと言って大正解とも言えない。

「子供に責められたくない」

その固定観念がずっと脳裏にあった。


最近特に女性が羨ましくもあり、怖い。

「あなたの子が出来たんだから、アタシの人生よろしくっ！」

作戦が効果的であるとわかるため。


今までの優しさとか、すべてそのためだったのね〜。

という落胆が怖くてねぇ。

いや本当に怖い。


とりあえず、背中にも前にもいてくれると安心できなければ無理ですね。

パートナーとしての必須条件。


「ンなこと考える前に、やることやって出来たなら、腹くくるしかないだろさ！」

という理屈も有りだと思いますよ。

そういう割り切りもあるんだと思います。実際。


子供としてね、親を責め立てたこともあるので、その辺り割り切れないんですよ。

「じゃあなんで生んだんだ！？」
ってね。

「やったら出来ちゃったんだから、しゃあなし！」
とふんぞり返って言えればそれでもいいのだけど。

言えるか？


10年先のビジョンでも見えればね、考えますよ。そりゃあ。


それよりももっと大きな問題はだ。

大きな子供の面倒を、もう見たくない。

しんどいぜ？

それでいうと、すでに親？

おやおや親？


おやすみなさい。