今日、ご紹介する曲は
ウィングス の 『 マイ・ラヴ 』 (1973年) です
ウィングスといえば、云わずと知れたポール・マッカートニーが
ビートルズを解散して、当時の妻だったリンダたちと
作ったバンドです。
どちらかと言えばジョージやレノンの方が好きだった私ですが、
振り返ってみると、ポールも沢山、いい曲をつくってますね。
とにかく彼のつくるメロディーは、
シンプルで覚えやすく、歌いすい。
大ヒットアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』と『ビーナス・&マース』の
出来栄えはサイコーですが、今日、紹介する曲はその前に発売したアルバム
『レッド・ローズ・スピード・ウェイ』の中の一曲で『マイ・ラヴ』です。
ビートルズ時代のイメージがあまりにも強すぎて、
何となく、ピンと来ませんでした。
だからこの曲を始めて聴いた時は、
長い間、待ってました・・・と云わんばかりの興奮でした。
ビートルズが解散してから、本当に聴きたかったビートルズ・サウンドが
やっと帰ってきたのです。
ポールは沢山のナンバー・ワン・ヒットと飛ばしましたが、
『マイ・ラヴ』は記念すべき最初の全米ナンバー・ワン・ヒットです。
愛妻リンダに贈ったといわれるこの曲は、とってもスケールの大きな愛の歌で、
スローな曲ですが、曲が進むにつれて、
ドラマチックに盛り上がってゆきます。
曲の中に陶酔しそうなほど、
見事なまでの素晴らしいロック・バラードです。
何回聴いても・・、久し振りに聴いても・・、遠くで聴こえてきても・・
いつも、どっぷり聴き入ってしまう・・・。そんな名曲ですね。
アップルくん