岡山大福店からこんにちは。
先日のブログで『ヤマザクラ』について書きましたが、
その中に【導管】について少し書きました。
私も決して詳しいわけではないので、気になって
いろいろ調べてみました。
導管とは、木の上部へと水分を送る管、人間で言うと
血管みたいなものでしょうか。
この導管の太さ・並び方で、木目の出方・手触りに
違いが出るようです。
これはクリの木、木目がはっきりとしていてわかりやすいですね。
これはクリの木の断面(木口)。よく見ると年輪に沿って丸い管状のものがいっぱい並んでいるのがわかります。
これを【環孔材】といい、導管の分布が年輪に沿って環状に配列しているもので、ケヤキやナラも
同じ環孔材に分類されるそうです。
手触りを文字で表すと「サラッ」って感じでしょうか。
そしてコレがカエデ、クリに比べると木目がはっきりとはしていません。
写真の材がカエデの木口、導管が全然見えないですね。これは【散孔材】といって
導管の分布が無差別に散在しているそう。ヤマザクラなどもこちらの散孔材に分類されます。
こちらの手触りを文字で表すと「ツルッ」って感じでしょうか(表現力が乏しくてすいません・・・)
上がカエデ・下がナラ、並べてみると一目瞭然。
これが手触りに大きく関わっているようです。
皆さまのお宅にある家具たちはどちらでしょう?
断面(木口)をよく見てみたらどちらかきっとわかると思います。
是非見てみてくださいー。
KEN