のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

幸せな天才

2009-09-26 | 『音楽のはなし』


毎週ピアノレッスンでは、週変わりで作曲家とその作品を紹介している。

今日はメンデルスゾーンでした。

メンデルスゾーンは1809年ドイツ、ハンブルクに生まれ、38歳まで生きました。

初期ロマン派の音楽家で、死後演奏されなかったバッハ作品の再演に尽力し、バッハ作品を一般に復興させた。
フルネームは、ヤーコブ・ルードビヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ。

裕福なユダヤ系銀行家の子として生まれた。
ユダヤを示すバルトルディを名乗らなかったので、メンデルスゾーンとなっている。
のちに、プロテスタントに改宗している。

簡易な音楽史には、メンデルスゾーンはお金と愛情に恵まれ、明るさに満ちた曲が多い、といった内容が多いが、幸せだけな人生なんかあるのかな、と学生の頃は思った。

メンデルスゾーンは9歳でピアニストデビュー、11歳で自作公開演奏。

序曲『真夏の夜の夢』は、17歳で作曲された。
16年後にシェイクスピアの同名の劇に音楽を付けた。

メンデルスゾーンは風景画が得意で、風景を音楽に変えることも得意だったそうです。

W. スコットの小説を読んで憧れていたホリールードの古城では、交響曲第3番『スコットランド』の書き出しを思いつきました。(下の写真)

西海岸のヘブリテン諸島へ遊びに行った時には、スタファ島のフィンガルの洞窟へいき、管弦楽のための序曲『フィンガルの洞窟』を書きました。(上の写真)
ワーグナーは『すばらしい風景画家だ』と評したそうです。


私は学生時代、佐藤峰子先生が熱心にメンデルスゾーンの二重唱をご指導下さり、年中二重唱に取り組んでいました。

今では、劇団四季でご活躍の北澤裕輔先輩とも『ズライカとハーテム』など歌っていました。
二重唱では、『秋の歌』『船路』『シオンたすけよべど』など、ドキドキするいい曲がたくさんあります。






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価値の可視化

2009-09-26 | 『毎日のこと』

写真ておもしろい。

友人が旅行に出かけ、撮影した何枚かの写真を送ってくれた。

写真て、被写体の焦点や構図、フレームの設定なんかを見てると、撮影者が何を重視し、何を美しいと思って撮影しているかわかって、楽しい。

ちなみに、その写真をくれた友人は、被写体を通り越した何かを見ていて、独特な感性だな、と思った。

写真展は、知り合いの方のくらいしか行ったことがないけど、かなり興味が湧いてきました。

ちなみに、リンクしている、ゆんさん、も日本や世界を周ってすばらしい写真を撮ってますので、見てくださいね。



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