Wasserfahrt 舟路 メンデルスゾーン
大学の4年間、毎週土曜に、本来授業はないのですが、佐藤峰子先生が即戦力をつけるために、メンデルスゾーンとオペラの重唱の授業をしてくださいました。
オペラの中には、ひとりで歌唱するアリアと呼ばれる部分だけでなく、ストーリーを構成するたくさんの重唱が含まれており、通常2名から4名くらいで歌います。
日々のレッスンだけでは、その部分が賄いきれないため、休日を利用して熱心に重唱のご指導をくださいました。
佐藤峰子先生はドイツリートがご専門でした。
メンデルスゾーン二重唱は美しい曲ばかりで宝石箱のようです。
たくさんのすばらしい曲をご指導くださいました。
ゆけわがそよ風
渡り鳥の別れの歌
きみをしのぶ
秋の歌
民謡
すずらんと花たち
日曜日の
朝實りの畑
ルイブラスの歌
かなしみの底に
舟路
夕べのうた
ズライカとハーテム
シオン
が、あります。
オペラ重唱はフィガロの結婚、ドン・ジョバンニ、ティト帝の慈悲、愛の妙薬、ドン・パスクワーレ、ノルマ、ランメルモールノルチア、椿姫、ジョコンダ、ひばり、ばらの騎士、友人フリッツ、などでした。
まだ、この時に使用した楽譜はすべて保管してあります。
ご指導のいろいろが書き込まれています。
佐藤峰子先生に感謝しています。
わたしは、佐藤峰子先生をご紹介いただき、お宅へ伺ったのは秦野高校2年生の時でした。
二期会会員の前田千賀子先生という、秦野市立本町中学校1年生の時から教えてくださっていたソプラノの先生と、母と3人で立川市のお宅へ伺い、初レッスンを受けました。
私の前は、福井由美香先生(福井敬先生の奥様)という、物凄いコロラトゥーラソプラノの先生がレッスンを受けており、場違いな場所に来てしまった、と、思ったものです。
佐藤峰子先生はお心が広く、私のような突拍子もない判断をする生徒も根気強くご指導くださいました。
ソプラノ
佐藤峰子(さとう みねこ) 先生
岩手県出身
国立音楽大学名誉教授
国立音楽大学声楽科卒業 同大学専攻科修了
田中伸枝、ゲルハルト・ヒッシュ両教授に師事
声楽研究会【ミンネシュティンメ】主宰
現在までコンサートを中心に活動し、モーツァルト「戴冠ミサ」「雀ミサ」「レクイエム」、ハイドン「テレージア・ミサ」、バッハ「マニフィカート」、ヴィバルディ「グローリア・ミサ」、ペルコレージ「スタバト・マーテル」、M・ハイドン「アロイジィ・ミサ」など、特に宗教曲作品のソリストを務めている
現在までコンサートを中心に活動し、モーツァルト「戴冠ミサ」「雀ミサ」「レクイエム」、ハイドン「テレージア・ミサ」、バッハ「マニフィカート」、ヴィバルディ「グローリア・ミサ」、ペルコレージ「スタバト・マーテル」、M・ハイドン「アロイジィ・ミサ」など、特に宗教曲作品のソリストを務めている
また、ベートーヴェン「第九」をはじめ各方面からの依頼により数々の演奏会に出演するなど、幅広く活躍している
一方、在学中創作オペラにも意欲的な取り組みをしたことから、日本歌曲に一層力を注ぐようになり、きめ細やかな日本語の歌唱力には、つねに好評を博している
1994年9月リサイタル「歌曲・コンサートアリアの夕べ」を開催
1994年9月リサイタル「歌曲・コンサートアリアの夕べ」を開催
1995年1月台東区奏楽堂「お母さんのための音楽会」
3月岩手県千厩町(郷里)で「日本の詩を歌う~佐藤峰子コンサート~」を行う
チャリティコンサートには積極的に取り組み、東京都福生市では1980年より26年間、青梅市では1997年より7年間、福島市においては国際ゾンタクラブに2000年より6年間出演
ピアニスト三上かーりん女史とのレクチャーコンサートでは、2007年11月に「子守歌」を テーマに、2008年4月には第19回チターセミナー「日本の子守歌の背景は?」に、さらに2009年1月には歌で奏でる「日本の四季」に出演
2009年7月、2010年12月ホテル一宮シーサイドオーツカにてソプラノリサイタルに出演
2012年3月“多摩から被災地に鎮魂歌を”リビング多摩モーツァルト「レクイエム」女性合唱団チャ リティ演奏会にてソプラノソロを務める
2012年3月“多摩から被災地に鎮魂歌を”リビング多摩モーツァルト「レクイエム」女性合唱団チャ リティ演奏会にてソプラノソロを務める
安らかにお眠りください。
わたしたちはがんばります。
※このお写真は、一宮町役場HPよりお借りしました。
家で峰子先生のお写真を探してみたいと思います。
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