のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

愛の喜び Piacer d’amor

2024-12-13 | 『音楽のはなし』
外国語のオペラや歌曲を邦訳で歌うことへの好き嫌いは、人によりさまざまかと思われます。

わたしも、高校生のときに、フランス語であるカルメンを日本語版で聴いた時、なんか気恥ずかしいというか、違和感を感じたりしました。

一方、時間を経ると、趣があっていいな、とか、堅苦しさが減るな、とか、良い面も感じるようになりました。

さて、今日は、新しく手に入れた曲集のなかに、畑中良輔さんが訳したJ.P.E.マルティーニの『愛の喜び』がありましたので、かいてみます。


はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを
君に捧げし
我が愛は
そむかれ
むなしくも消えぬ
はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを

ひろき野を
静かに流る 
川の水の
つきざるごと
我が心
君を愛すと
誓いしに
そむきし君は

はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを





以上です。




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