外国語のオペラや歌曲を邦訳で歌うことへの好き嫌いは、人によりさまざまかと思われます。
わたしも、高校生のときに、フランス語であるカルメンを日本語版で聴いた時、なんか気恥ずかしいというか、違和感を感じたりしました。
一方、時間を経ると、趣があっていいな、とか、堅苦しさが減るな、とか、良い面も感じるようになりました。
さて、今日は、新しく手に入れた曲集のなかに、畑中良輔さんが訳したJ.P.E.マルティーニの『愛の喜び』がありましたので、かいてみます。
はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを
君に捧げし
我が愛は
そむかれ
むなしくも消えぬ
はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを
ひろき野を
静かに流る
川の水の
つきざるごと
我が心
君を愛すと
誓いしに
そむきし君は
はかなきは
愛の喜びよ
かなしみの
永遠に残るを
以上です。
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