東京文化会館で日本歌曲のコンサートを聴きました。
『新作歌曲の夕べ』ということで、17曲の新しい歌曲が発表され、また、3曲の名誉会員様の作品が再演されました。
新作は、どの作品も多方面で新しい試みが感じられ、新鮮でした。
また、どの作品の歌の詩からも、日本語の新しい可能性が感じられ、やはり日本語大好きだわ、と、思いました。
師匠の吉本隆行先生の『針葉樹』も、季節の移り変わりと変わることのない針葉樹が、ロマン派を感じさせる分散和音の転調で表現され、美しかったです。
本宮寛子先生の『雨の はなみずき』は、今回も圧巻でした。
高音のピアニシモも自由自在に操られ魅了されました。
尾﨑風磨氏、左近允亜紀子氏、山﨑範子氏のピアノも比重の高いパフォーマンスを担っていました。
ピアニストが、ピアニスト以上の役割を果たして歌手を助けており、素晴らしいと感じました。
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