横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

お話をするおもちゃ達!

2019-04-27 23:46:55 | 活動の記録
今日は篠原地区センターの活動日でした。

10人のおもちゃドクターが待ち構える中、修理でやってきたおもちゃは10件。ということで、ドクターが仲良く1個ずつ修理をしたのでした。

そんな中でも、関心したのが人と会話をするおもちゃです。スマホでは、「OK Google」とか「Hey Siri」とか様々な音声認識エンジンが使われ始めていますが、最近の進化したおもちゃも子供達の言葉を理解(音声認識)し、適切?な言葉を返し、会話するのです。

一つ目は、ロボットのRobi Jrです。


タカラトミーさんより借用

立って歩くことはできませんが、子供たちと会話し、その会話に合わせて、手を動かし、じゃんけんをしたり、歌を歌ったりします。故障状況としては、時々話ができなくなるとのこと。故障の原因は、スピーカの断線という簡単なものでした。修理はさっさと終わりましたが、修理後に、持ってきたお子さんがRobi Jrに話しかける様子に興味津々。

子供
 遊ぼうよ
Robi Jr
 何して遊ぶ?
子供
 歌歌って
Robi Jr
 Happy Birthdayの歌を歌う

といった感じで会話してました。いやーおもちゃがここまできているとは、びっくりです。

その後、やってきたのが犬のぬいぐるみ、おしゃべりダッキーです。


タカラトミーさんより借用

歩いて、吠えてというイヌのぬいぐるみは子供達の人気者で、足の骨折やモータギヤの破損でよく持ち込まれます。このおしゃべりダッキーは、少し大きく、自分で歩くのでなはなく、子供(大人?)と会話するイヌなのです。

おしゃべりダッキーは、右手と左手にマイクロスイッチが入っており、手(犬は足ですよね)を握ると反応してお話をします。また、頭をなでなでしても反応します。会話内容も遊ぶことにより、学習していくという優れものです。

故障内容は、左手(左足)を握っても反応しないとのこと。修理としては、左手の中にある、マイクロスイッチを交換しただけで完了です。



おしゃべりダッキーは、修理後の動作を確認するため、初期設定する必要があります。

電源を入れると、

「日付も時間もわかんないの。教えてもらってもいい?」
「最初に今日の月を教えてね。僕の左手を握って、選んだら頭をなでなでしてね」

という具合です。

頭のなでなでセンサーは、圧電ブザーが入っていました。



圧電ブザーは、可聴域の高周波を与えると音が出ますが、その反対に振動を与えると、振動センサーになります。

Robi Jrもおしゃべりダッキーも、人と会話するおもちゃです。スマホが急速に進化したように、おもちゃも急速に進化していることを実感したおもちゃ修理でした。