今週のおもちゃ病院は綱島地区センターで開催しました。ここ綱島地区センターは、隔月開催なので、持ち込まれるおもちゃが多いのが特徴です。この日も、16件のおもちゃ修理予約がありました。この中からはなしをするぬいぐるみ達を紹介します。
まず、お話しする最初のぬいぐるみは、これ。エルモ君です。
スイッチを入れると体を震わせながら、お話しするそうですが、体が動かないとのこと。スイッチは左手についています。エルモ君をゆすると、中で何かの部品が外れているのでしょうか、カラカラ音がします。
モーターユニットの中を開けてみると、モーターの先についていた重りが外れていました。
この重り、中心と重心がずれていますので、モーターの先につけて回すと、ブルブル震えます。携帯電話やスマホのバイブレーションも同じ仕組みです。修理としては、モーターの先に重りをつけ直しておしまい。修理後のエルモ君、話しながら体を震わせています(動画はこちら)。
次の話すぬいぐるみは、いないいないばぁをする熊のぬいぐるみでした。しばらく使っていなかったとのことで、電池を入れても動かないとのこと。
電池の液漏れを疑って、電池ボックスをみると予想的中でした。
修理としては、電極を清掃して修理完了です。同時に持ち込まれ、人の話した言葉を録音して、おうむ返しする熊を並べてみると、二つのおもちゃが会話していました。いないいないばぁの熊が話すと、隣のおうむ返しの熊がその言葉を聞いて、話しています。おもちゃ同士が会話するなんて面白いです(動画はこちら)。
おまけとして、話をするぬいぐるみではありませんが、トミカタウンの一つである、トミカ病院の修理を紹介します。トミカ病院は現在、販売していないようですが、こんなおもちゃです。このおもちゃを持ち込んでくれた男の子は、ここ綱島地区センターのおもちゃ病院が大好きなんです。
男の子が持ってきたのは病院だけ。スイッチを入れても何も動作しません。
中を見ると、電極の腐食でした。リューター電極を清掃して修理完了。
この男の子は、毎回、ドクター全員に挨拶してくれます。今回も治ったおもちゃを喜んでくれることはもちろん、次回もきっと壊れたおもちゃを持ち込んでくれるでしょう。