9/30は白幡地区センターで活動しました。
この日、持ち込まれたおもちゃは全部で11件。おもちゃドクターは全部で5人。頑張って直ったおもちゃもあれば、残念ながら直らなかったおもちゃもありました。また、電池交換だけで、元々壊れていなかったおもちゃもありました。おもちゃ修理は試行錯誤の末、大きな喜びもあれば、ちょっと悔しい時もあります。
1)壊れていなっかったおもちゃ
電池交換だけで、壊れていなっかったおもちゃをご紹介。
このトイレ、電池駆動で水を流すレバーを操作したり人形が便座に座ったりすると話をしてくれます。新しい電池を入れたら動いたのですが、話をしたりしなかったり。正常に動いているのか、壊れているのか分かりません。色々触って試行錯誤していると、通常のトイレを使うように順番に触ると、全く問題ないことがわかりました。
便座を開け、トイレに座ると、大か小のどちらかをしたことになり、最後は水を流しましょうとトイレトレーニングになっています。ほんとよくできてます。動画はこちら(トイレのおもちゃ)。
2)直らなかったおもちゃ
次は残念ながら治らなかったおもちゃの一つ、ミッキーのラジコンカーです。
リモコン側の2.4GHzの電波は出ているのですが、全く動きません。車側のモーターを外部電源で直接駆動してみると問題なく動きます。基板の損傷やリード線も確認しましたが、全く問題なし。
基板の左側にある黒い丸がCOB(チップオンボード)と呼ばれる専用ICです。どうやら、これが壊れたらしく、手も足も出ません。残念ですが不治となりました。持ってきたお客様、すみません。
3)直ったおもちゃ
当然、直ったおもちゃもたくさんありました。その一つ、サッカーの応援人形です。
二体持ち込まれ、左側は正常、もう一つの右側は故障とのこと。正常なおもちゃを動作させると、元気の良いサッカーの声援と共に、腕を大きく振って応援します。全く同じ人形かと思ったら、左側はマンチェスターユナイテッド、右側がイングランドのファン人形のようです。故障している人形は、まずスピーカを交換して声援が出るようにしました。次に体を開けてモーターユニットを確認するのですが、首が外れず苦労しました。モーターユニットそのものは故障しておらず、腕を組み直したら治りました。二体並んで元気よく声援します。動画はこちら(サッカーの人形)。
4)部品を作ったおもちゃ
もう一つ、直したというより作ったおもちゃをご紹介。
よく持ち込まれるアンパンマンの電子ピアノです。基板の接点が腐蝕して、いくつかのキーの音が出ないという故障が多いのですが、今回の故障(?)は電池ケースの蓋がなくなってしまい、電池を入れても下に落ちてしまうため、使えないという症状でした。プラ板で暫定の蓋を作ってみました。
おもちゃ病院、本物の病院同様、色々な治療結果があるのでした。