本日4月27日は篠原地区センターで活動しました。GWに突入したせいか、予約の件数は多くありませんでした。しかし、なかなか面白いおもちゃ(?)を修理しました。
お正月の獅子舞です。
持ち込まれたお客様によると、亡くなったご主人が買った思い出の品とのこと。直さないわけにはいかなくなりました(汗)。本来なら、スイッチを入れると祭囃子の音楽と共に獅子舞が踊るそうですが、全くうごきません。
中を開けて調べてみると、電池ボックスのマイナス側が断線していました。
原因がわかれば、半田付けするだけで修理は完了です。動かしてみると、楽しい祭囃子の音楽と共に獅子舞が踊ります(動画はこちら)。獅子舞が回転すると、足袋の足も動いていますが、特に仕組みがあるわけでなく、獅子舞の体が動くことによって、獅子舞の衣が引っ張られ、足が動きます。修理後、獅子舞が動くとお客様は大変喜んでいただけました。思い出にお手伝いできて光栄でした。
この日、プラレールも持ち込まれていました。意外に苦労したのが(楽しめた?)、このプラレール。
動かないとのことで、まずは電池ボックスを見てみると、電極は緑青でサビサビ。リューターで電極を磨きました。
次にモータユニットを見てみると、内部のギヤが割れています。これは、分解してギヤを交換しました。
さらに、モーターユニットを本体に組み込む突起部分が折れています。これは、プラリペアで補修しました。
最後に、スイッチが折れていました。これは修理が難しい。。。材質がポリプロなので、接着はできないからです。なんとか、補強するしか有りません。クリップを利用して、スイッチのあて木に使い、細いステンレスの針金で縛りました。
だいぶ、見た目が悪くなりましたが、本体カバーをセットすると、スイッチは頭の方しか外に出ていないので、いい感じになりました。
この日、少ないおもちゃ修理となりましたが、思い出にもお役に立てたし、プラレールは重傷で意外に楽しめました。