横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

スライドドアが開閉するワンボックスカーのラジコン(綱島地区センター)

2024-12-16 23:00:12 | 活動の記録

もう今年も後わずか。12月14日は横浜市の綱島地区センターで活動しました。

例年、この時期はツリーや飾り物などクリスマス関連のおもちゃ修理が多いのですが、この日はクリスマス関連のおもちゃは持ち込まれませんでした。残念!この日もたくさんのおもちゃがやってきましたが、修理というより部品の再作という感じのトミカ修理と最新のラジコンワンボックスカーの修理をご紹介します。

まず、トミカの修理結果から。この2台のトミカは、荷物を運ぶコンテナを荷台に乗せたトラックです。どちらも、リアにコンテナの開閉ドアがなくなってしまったという故障(紛失?)でした。割れたり、壊れていれば治しようがあるのですが、全く無いとなると代わりの開閉ドアを再作するしかありません。プラ板を切って、そこに開閉の軸を取り付けました。結構、いい感じになりました。

次はワンボックスカーのラジコンです。1)前進するけどバックしない、2)スライドドアが開かずに、中途半端な位置で止まっている、3)リモコンの操作レバーが折れていると複数の故障でした。

まず、リモコンの電波をラジコンチェッカーで確認すると、バックの時は確かに電波が出ていません。これは、リモコン側の故障だと分かったので、リモコンを開けてみると、前後の操作レバーの内側にある2つの突起のうち、バックボタンを押す突起が折れていました。

この操作レバーはPP製らしく、接着剤が効きません。また、接着剤が効いたとしても力のかかるところなので、すぐにまた折れてしまうでしょう。そこで、ドリルで0.8mmの貫通穴を開け、クリップを切って圧入することにしました。

次はスライドドアの修理です。ワンボックスカー本体を開け、中を開けてみます。中には、後輪を前後に動かすモータ、前輪を左右に動かすモータ、スライドドアを開閉するモータが入っていました。モータの回転運動をクランクを回して、スライドドアが開閉する仕組みです(動画はこちら)。スライドドアが動作レールから外れいたので、クランクと繋がるように組み直しました。

操作レバーの突起も折れてなくなっており、遊び辛くなっていました。今回の修理では、操作レバー2mmネジ立てて、ネジ頭を切り取った後、プラスチック製のパイプを切ってねじ込みました。

最後に完成した、ワンボックスカーの完成です(動画はこちら)。