1月12日(土)は菊名地区センターで活動しました。ここでは隔月でおもちゃ病院を開催してます。
この日も15件近くを修理したのですが、そのうちの2件をご紹介。まずは、恒例の歩く・鳴くわんちゃん(前回はネコちゃんでした)が左前足が骨折してやってきました。
このわんちゃんは想定外の修理となりました。
いつものように毛皮(着ぐるみ)を剥がして胴体を出してみると、左前足が取れており、一緒に割れた部品が出てきました。
この小さな割れた部品を治して組み上げれば修理できると想定しました。小さく割れているので、割れた部品同士を仮接着し、強度を出すために金属ピンを埋め込むなどなんとか修復して組み上げましたがうまく歩きません。この日参加していたおもちゃドクター皆に相談し、あーでもない、こーでもないと話しているうちに、胴体から割れたもう一つの部品が出てきました。なんと、左前足を取り付けていた部品はもっとバラバラになっていたのでした。ここで、うーんと唸っていると、ぬいぐるみ修理を得意とするドクターが、「3Dプリンタで作った部品があるよ」と。早速取り付けてみると、ピッタリ。
想定とは違う修理となりましたが、元気に歩くようになりました(動画はこちら)。最近の歩くわんちゃんは、頭にマイクがあり、鳴き声は吹子でなく、電子音をスピーカーで出しています。頭を撫ぜると、いい声で鳴いて歩きます。なんとかなって、よかった。
2つ目は、ラジコンです。これは想定通りの修理となりました。
このラジコン、前後に動くのですが、ハンドルが効きません。リモコンのタイヤを操作すると、前輪のモーター音は聞こえます。多分、モーターのピニオンギヤが割れているのでしょう。早速、前輪のモーターユニットを取り出すことにしました。
まずは、車体カバーを外します。この車体カバーはクリップを抜くと外せます。
次に、サスペンションを外し、本体のカバーを外していきます。
やっと、前輪の操舵を行うモータユニットが見えてきました。中を開けて、モーターのピニオンギヤを見てみると、案の定、割れていました。
今度は逆に組み上げて、想定通りの修理となりました。
想定外でも想定通りでも、おもちゃ修理は楽しいなぁと思った日でした。
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