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横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

話すくまもん(生麦地区センター)

2021-02-06 15:49:59 | 活動の記録
2月6日は、生麦地区センターでの活動日でした。最近では、密を避けるため、ドクターの数も5人に制限しているので、予約も15件くらいに絞っています。予約いっぱいで、ご遠慮したお客様、申し訳ありません!さて、今日の修理から3件、ご紹介します。

さて、最初のおもちゃは、話すくまもん。話しかけると、その言葉をオウムのように、返してきて、足踏みします。

故障内容としては、全く動かないとのこと。電池はOK。電池ボックスの電圧もOK。でも、テスターで各所の電圧を測っていると、スイッチを入れても、基板に電圧がかかっていないことがわかりました。スイッチの前までは、電圧が来ていますので、スイッチの不良です。このスイッチを交換しようとして、手持ちのスイッチをみてみると、スライドレバーの高さが足りません(写真上がオリジナルスイッチ、下が手持ちのスイッチ)。

うーん、困った。しょうがないので、スイッチを分解することにしました。このスライドスイッチは、3つの接点の上に、スイッチと一緒に動く電極があります。この接点と電極を磨いてみます。

スイッチを組み上げ電圧がきていることを確認し、くまんもんを組み上げ、修理完了です。

次は、乗り物絵本。ハンドルがついていて、運転気分で遊べます。

これは、ハンドルが取れてしまったとのこと。ハンドルの軸の部分が、破損しています。破損したところは、力のかかるところなので、接着剤だけでは、またとれてしまいそうです。
そこで、補強部品をつくって、接着することにしました。ハンドル軸にあわせて、ドーナツ状のプラスチック板をつくり、補強しました。


ご紹介する、3つ目の修理は、ファービーです。ファービーは、おもちゃというより、ペットロボット。電源スイッチもなく、勝手にお話しを始めたり、触ったり、触れたりすると反応します。

症状としては、全く動かないとのこと。ぬいぐるみをはがし、なかのねじを外し、なかをみてみると、メカと基板がぎっしり。断線もなく、目で見える故障はなさそうです。

さて、どこから手をつけてみたものか。思案していると、ひとりのドクターが色々と触っています。そのうち、ファービーが話し始めました。直ったわけでは、ありません。接触不良を疑い、配線・基板を探っていたのでした。目をつけたのは、メイン基板に、垂直に接続しているサブ基板。こいつを触ると、話はじめるので、半田つけをやりなおしてみます。

案の定、ここが原因だったようで、ファービーのお話しは安定しました。

おまけとして、地区センターの電子ピアノを見てほしいと、館長にたのまれました。ACアダプタをつなげて、しばらくすると、電源がOFFになってしまいます。ACアダプタ側が問題ないことが確認できたので、電子ピアノ側のジャック不良が想定されます。中を開けてみると、ジャックの半田つけが割れていました。これも、半田つけをやり直して完成。


犬のぬいぐるみが、修理時間の関係で、入院となりましたが、まずまずの作業ペースの日でした。



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