


「仏壇に供えたから、食べに来ないね~」と夕方,母から電話があった。そうか、今日は春分の日。
改めて「春分の日」って何?と思って調べてみたら、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」で、昼の長さと夜の長さが同じ日。また旧暦二月お彼岸の中日ようです。
父は、生きる意志を強く持っていた。入院するまで自分で歩いて行ったのに、何日も横になっていたら歩けなくなってしまった。(写真のように)大好きなビールを飲んで、何度もトイレに行くときも、壁やテーブルを支えにして、直前までしっかりと、誰の手も借りずに歩いていた。
入院してから、本人もまさかこのまま歩けなるとは思わなかったのだろう。「車の車検入れておいてくれ」と頼んでいた。生きたい、まだまだ生きると思っていた私達も。
生きるという意志は強かったが、もうこれ以上身体が付いていけなかなかったんだね。
実家に行くと、父がいなくなったのが、ひしと感じられる。父がいつも座っていた場所、椅子、ベッドの置かれていた畳間。信じられない。いなくなったなんて。突然なんだ。こんな形で死が訪れるなんて。
(写真中 大宜味村:菖蒲田・右:東村:かぐや姫のばら園)
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