以前ざっとだけ読んだイラストエッセイの『奥さまはマリナーゼ』、
図書館で見かけたので再読することにしました♪
(→前回の感想はこちら。受けた印象がだいぶ違っている)
何と言っても、ゆみぞうさんのオットさんへの愛が素晴らしい。
もう、なみなみと!あふれてますがな!ってくらい
てんこもりな愛です。トレビアン!
考えてみると、夫婦って不思議なもの。
一番身近な他人だから、
誰よりも頼りになるのに、誰よりも腹立たしかったりするし。
大切な人なのに素直になれない…ということもよくある。
自分で選んだ相手なだけに、家族よりも複雑。
タイミングや力加減でどうにでもなりそうなところが怖い。
若手芸人の新ネタ初披露みたいで怖い。
(何がきっかけでサーッとしらけるか分かりません!)
他家の事情はあまり分からないから、
ブログやHPやエッセイ本などを読んでいると
へえぇ~と思うんですよね。(゜o゜)
その夫婦像へ共感することもあり、
目からうろこの気持ちになることもあります。
この本のゆみぞうさんは愛情表現がストレートで、
いつまでも初々しいテンションを持続してて、
なんかもう、お手本にしたいです。
ドジを重ねても毎度!と余裕で受け止めてくれる
オットさんも素敵ですね。
ゆみぞうさんが甘えた時のつれないあしらいも、
さりげなく相手をヨイショする褒め攻撃も、
両思いの二人の駆け引きのうちだから、
読んでいるこちらはにまにましてしまいます。
お二人の日常の出来事の数々が、
絶妙のユーモアに包まれて描かれているから、
ついつい笑って、元気が出てくるの。
HPの「絵日記でもかいてみようかNEW」は、
どんどん遡って見入ってしまいますよ。楽しい~♪
『奥さまはマリナーゼ』ほしのゆみ 宙出版 2005
※ ※ ※
ちなみに。
うちの夫にこの本の感想を聞いたら、
「(妻も)似たようなことしてるね~」ですって。
「いや!そこまで盲目的な愛じゃないし!」
と恥ずかしくて憎まれ口を叩くわたくし。
(ま、確かに噛み付いたり、
夫のひとり時間をじゃましたり、
などと心当たりは沢山あるのですが…。
でも夏場に熟睡している時の夫は苦手だよ。
熱気と湿気で蜃気楼が見えそうだし)
この頃ではどーんと懐に飛び込むと、
『奥さまはマリナーゼ』を思い出すらしく、
けらけら笑われるのですよ。
やりにくくなったもんだ…。
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