本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

わたしのおしごと

2008年08月20日 | 日々のこと
ご飯を作ったり、洗濯をしたり。
庭の草抜きをしたり、掃除をしたり。
お茶碗を洗ったり、電話の応対をしたり。
宅配便を受け取ったり、ネットで調べ物をしたり。
買い物をしたり、カメたちの面倒を見たり。
自由気ままな夫のフォローをしてまわったり。


どれも“雑事”の一言でまとめられるけれど、
これが今の日常のわたしの仕事。

専業主婦であることに、葛藤する時もある。
家事に追われるだけの自分が嫌いになることも。
他人の言葉に迷って、ぐずぐず悩んだりする時期も。
(やはり、なんとなく肩身が狭いので。
有償労働と掛け持ちできれば、堂々と生きられるのかなあ、とか、
でも自分の能力からして、両立は自信がない…とか、くよくよと)

だけど、冷静に状況を見渡してみて、分かった。
今の生活も無駄ではない、ちゃんと今後の人生の糧になっているって。
わたしはわたしなりに、不器用だけど学んでいるのだと思う。
真面目さ、いい加減さ、辛抱強さ、誠実さ、落ち着き、など…。
他の道を選んだ場合と同じように、経験を積み重ねているの。きっと。

いずれは新しいことを始めたい、という気持ちは、どこかにあるけれど。
だからといって、今現在の立場を卑下することもない。
自分にとって大切なのは、収入や肩書きなのではなくて、
働く(=生きる)姿勢なのだから。
結局、地に足付けて労働する真摯な人になりたいわたしは、
どこにいても、何をしていても、それを目指せばいい訳だ。
(『マラムレシュ』や『イギリス職人ばなし』のような人々に憧れるのです…)

ご飯の支度は遅いし、お皿もよく割るし、落ち込めば出前だし、
可愛いバッタがいれば草むしりをためらうようなダメっぷりで、
到底、母の友人のような「プロの主婦」ではないけれど。
それでもかろうじて、
与えられた状況の中から幸せを作ろうと努力していると思う。
それでよいではないか。
自分なりに「おしごと」を頑張り続けていけば。
いつか実るものもあるよ。


…さて。何ゆえそのような心境になったのかというと、
まあ、いろいろあって、
「数年前の自分なら、この場面に対応できたかしら?」
と思ったからでした。
おそらく、独身時代のわたしには無理だったでしょう。
時折「会社を知らないから(妻には)分からないだろうけど…」
という話の聞き役になるので、
なんとなく、主婦の年数は社会経験に
カウントされてないような気になってましたが、
“伊達に年は食っていない”ということらしいです。
この先ジョブチェンジもあるかもしれませんが、
とりあえずは「主婦Lv.5」、地道に経験値を稼ぐことにいたします。


追記:あらら。こんなことを書いて、なんだか心配かけてしまった…かしら?
別段、落ち込んではいないですよ!
流れ行く日々の中で、ふと、
今の自分にしか出来ない務めを果たそう、と平らかな気持ちになったものですから。
大丈夫です。日常以外の行事が頻発して、
なかなかブログを更新することができないけれど、
喜怒哀楽豊かに、元気にしていますよ。