本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

SHERLOCK 2 第一話

2012年07月24日 | 映画・DVD・テレビ
なんか最近一日が早く終わってしまうので、ブログが更新しにくいです。
猫らは誤食したり吐いたり喧嘩で軽く怪我したりするし、夫は夏風邪ひいて具合悪いと言いながら横になりもせず趣味に没頭してたりするし…(-_-;)
特別大変という訳じゃないんだけど、忙しいっちゃ忙しい。

そんになかでも観てしまった、ドラマ「SHERLOCK」第2シーズン。放送されるの待ってたし。
現代イギリスに舞台を置き換えたホームズものは、遊び心があって見ごたえがあります。
思うに女性のシャーロッキアンは、パスティーシュを同人誌感覚で楽しんでいるんじゃないだろうか。
シャーロックとジョンが親しくなっていく過程を見て、キャー!と盛り上がったりね。小ネタが嬉しいよね。

今回はアイリーン・アドラーが登場したのですが、かーなり遊んでた設定だったなあ。
いつもと違うシャーロックのことを、ジョンが心配している様子は家族みたいでした(アイリーンからシャーロックに送られてきたメール数えてたり!アイリーンに呼び出された時に怒ったり。シャーロックが傷つけられるのが嫌なんだろうなあ)。

で、感想はニコッとタウンのほうでも少し書いたのですが、ネタバレかもしれないので、以下は未見のかた、ご注意ください。



途中までは良かったのですが、自分としては最高!と言い切れないものが残り…なんか釈然としないなあ、と。
ネットでほかのかたの感想を読み、やっとその理由がわかりました。
目的があれで、あの人の知恵を借りてるなんて、やっぱ「あの女」らしくないよー。
それにシャーロックとの勝負の結末があれだなんて。聖典では、ホームズの策略を一人で見抜いて、綺麗に逃げ切ったアイリーンだから、忘れがたい女になっているのだし、そのラインはどうアレンジしても基本だという気がするんだな。

まあ、アイリーンがどんな人だったのかなんて、聖典を読んだ人それぞれの想像に任されてるんだろうけど。
ホームズが一目置いた人だから、素敵な女性だったんだと思いたいって、願望でしょうね。
考えてみると、なぜ、彼女が写真を手元に置こうとしたのかは謎ですが。
漫画の「シャーロッキアン!」での解釈とか、すごい好きです。
わたしは、ぼんやりと「王様が自己チューで嘘つきでストーカーっぽいから、自分の結婚が成立したら復縁して愛人になれとか、脅されてたんじゃないのー?だからアイリーンは妨害されないように恋人と結婚を急いだんだよ。で、写真は保険として手元に置き、もし王様が圧力をかけてアイリーンたちの生活を壊そうとするようなことがあれば、公表して大スキャンダルにしてやるわよー、みたいな」と、浅はかなことを考えていたのですが。
「シャーロッキアン!」のアイリーン像のほうが実に良いですよ。