わたしが適当に描いた「森林浴するピー子」。
定着液スプレーして、乾かし中。
母の体調も少しは回復してきたのだろうけど、なんだか気力があまりないのが困り者で。
ストレス性の病の場合は特に「病は気から」なので、もうちょっと元気に前向きに生きる気持ちになってほしい。
わたしも滋賀に戻らなければいけないので、ずーっと世話を焼くわけにはいかないのだから。
というわけで、何か生産的にストレスを解消してほしくて、パステル画の用具を買って渡してみたのです。
うちの母は元々油絵を描くのが好きなのだけど、震災の影響で引っ越してしまい、絵を描くスペースがなかなか取れない様子(100号くらいの大きなキャンバスで油絵を描く場合は、場所の確保が大変。もっと小さいキャンバスでも、ちょっとした時間に筆を足すのに、いちいち道具を広げてしまうのは手間だしねえ)。
また引っ越し先から、絵の会で借りているアトリエに自転車で通うのも、今回の病気で中断されてしまったし。
なにかもっと、狭いスペースで、そこまで体力を使わずに、手軽に道具を広げて描ける技法がないかなあ、でも油絵が好きなんだから、あまり簡単な技法でも飽きてしまうだろうなあ、と悩んで、結局パステルを選んでみたのです。
プレゼントしてみたら、パステルの技法は難しいのよと、スケッチブックを前になかなか描きあぐねている様子。
いやまあ。体をすっかり治して油絵を再開するまでの、腕ならしみたいなもんで、自由に遊んでみたらいいんじゃないかなあ。
どれどれ、試しにわたしが上手く描こうとかなーんにも考えないで描いてみるから。
という感じに描いてみた一枚なのです。
わたしは子供の頃、母の影響で油絵を習っていたのだけど、そこでは用具の使い方を教えたりするくらいで、上手に描けとか指導しないで、自由にお絵かきさせてくれるところだったのでした。
それである程度の年までは奔放に描いていたのだけど、なにしろ市美展に出したりする母を見ているものだから、テクニックにしろ、向上心にしろ、絵の知識にしろ、美術鑑賞時の理解力にしろ、やはり才能の差を感じて、次第に遠ざかっていったのです。
でも大人になって遊びでやってみたら、パステル、実は面白かった。
ぼかしを入れたり、色を重ねてみたり、楽しいものだなー。
子供の絵のような出来なので実家に置いてきたけど、母も「なにさ、素人のこんな絵。わたしのほうがもっとピー子を上手く描けるわよ!」ぐらいの気持ちになって、パステル画を描いてくれるとよいものです。
年配の人は震災後の変化に適応しにくいからねえ…。
気力をなくして、なげやりになって、鬱っぽくなるものだろうけど。
母は実家の要なので、なんとか回復してほしいよね。
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