第1問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/27/a6a3a937d7953570d76e659543d8d0a3.png)
仕掛けるタイミングです。
A 55歩 B 45歩 C 24歩
第2問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/da/7f576414bfa0f329d50ef5adb9dad402.png)
強く攻めます。
A 55歩 B 25桂 C 24飛
第3問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f9/798a1290b846ca4e087c1bb4a2392ecd.png)
良さそうな手があります。
A 59歩 B 21竜 C 57香
第4問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/e8/5fb7fc9da0300263f18791add53ec5c3.png)
受け方は?
A 54香 B 11角成 C 77金
第5問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/42/7e0855f19e16b0eb5d75b2fe25605773.png)
少し困ったようですが。
A 55馬 B 74桂 C 74歩
20181210今日の一手
8月26日の名南将棋大会から、KさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答
☆ 形勢判断をします。
飛歩歩と角の交換で、馬と と金を作っています。歩切れが気になりますが先手の駒得です。
玉の堅さは72飛を守備駒と見れば後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は52と と持ち駒角で2枚。
後手の攻め駒は持ち駒飛1枚。
総合すれば先手が指しやすいです。
☆ 大局観として
先手が劣っているのは玉の堅さだけではあるのですが、後手からは49飛(か39飛)~19飛成と駒損を回復させるわかりやすい手があります。駒得を保てるかどうか。
それと65に位を取られているので香を取られて66香というのも見えますね。先手玉の薄さが目立ってしまいます。
それらの原因は47銀が離れているのに飛車切りから角を成って と金を作るという強攻に踏み切ったからなのですが。65歩同歩という突き捨てもマイナスですし、ここでどう指すかは難しいです。
うまく駒得しながら後手玉を薄くする手段があるでしょうか?
× 自然なのは53と ですが
42飛同と
と金が離れてしまい、飛をさばかれたというのはかなりのマイナスです。自然な手が思わしくないならば、問題図の形勢は思ったよりも難しいのでしょう。
× 51馬と入ると
49飛58銀19飛成61と66香
71と同飛が馬に当たるのが難点で、これも思わしくない変化です。
△ 実戦は31角で
まあ仕方がないかというところなのですが、49飛58銀19飛成53と42飛同角成
飛車はさばかれましたが、と金と馬の位置は変わりません。73金54と66香
54銀を取っているので、67金を取られても少し駒得が残ります。ここで65桂も良さそうな手でしたが、67香成73桂不成78成香同金66角
金銀2枚はがされてはだめです。77銀に同角成以下
決められてから手を戻されて敗勢です。
正しくは73桂不成のところで67同銀右(か左か)
取っておくしかないです。68歩79金57角に69歩
69同歩成同金68歩は58金でまだ崩れません。危ういようでもなんとか受けて73桂不成を間に合わせるのです。
後手は57角のところで79同竜同玉69歩成
という強攻が穴熊流で、69同玉47角~65角成では後手よし、69同銀77金に飛車を打って受けるのですが、やや後手のペースです。ならば67同銀左のほうにするか・・・など工夫はできるところです。
○ 少しのんびりしているようですが、32角と打つと
21角成のねらいではなくて、49飛58銀19飛成の時に65桂
位の歩を取ろうというほうが本当のねらいです。66歩同金64香が「敵の打ちたいところに打て」ですが68歩
先受けしておけば、13桂に53桂成66香54成桂73金77銀打
駒得は保っているのでしっかり受けてしまえば有利のはずです。55成桂~65角成という感じで指したいです。
△ 先に65桂だと
65同銀65歩73金43角
64歩を打てたのは大きいですが、66歩68金引56銀同銀同歩54角成39飛63歩成同金同歩成同馬67銀79銀
というように駒を取り返しても、千日手にしかならないかもしれません。
△ 22角は
64歩と打ちたいので1歩取ろうとしています。49飛58銀19飛成44角成66香64歩67香成同銀右
金か銀を取れるのでまだ駒得になります。57金が嫌ですが、金を取って58金(これは後に52銀とされるのが嫌味)か59香か。形勢互角くらいです。
△ 53角でも
53同金とは取りにくいので、22角~44角成と同じことになりそうです。
△か○ 23角はそっぽのようでも
49飛58銀19飛成34角成66香64歩
先ほどの44馬は攻めの位置ですが、34馬は守りに働いています。駒得ならば玉の堅い方が良いわけで、34馬のほうが優りそうです。
△ 他には85桂として
49飛58銀19飛成に93桂成同銀64歩
端で1歩取ってしまうのも考えられます。桂を渡すけれど穴熊が乱れているという取引です。73金には32角で銀が取れます。66桂同金同歩63歩成同銀53金52銀同金67金
という進行は形勢不明です。
× あとは45歩としても
1歩取れるわけですが、49飛58銀19飛成44歩64香
44歩と取り込んだ手が速い手ではない(と金つくり)なので64香と打たれるのが攻防です。これは後手ペース。
△ 他には58銀
先受けしておいて39飛~19飛成でもどれかの変化に合流します。
なおこれまでの変化検討で49飛に手抜いて47銀を取らせる手も考えられますが、それで形勢は良くなりません。
☆ まとめ
先手玉が薄いので、後手から19香を取られての66香が厄介、これの対策が必要でした。
ぬるいようでも32角~65桂としてしまえば香を打ち込まれる課題は解決できました。終盤で玉が薄い方が苦労するのは仕方がないというところでしょう。その代わりに何かしらの利点がある(攻勢を取れるとか、攻め駒が多いとか、駒得になりやすいとか)のでバランスはとれています。
実戦の31角は1手かけた価値が目に見えず(と金を使うという意味があるのですが)、飛角の交換ではちょっと面白くはないです。
どこかで歩を手に入れて64歩というのが指したい手ですが(22角、53角、23角、85桂など)、これらは互角に近い変化です。1歩千金というのも頻出しますね。