第1問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f9/b810e9349539831905293ff741684105.png)
どこから仕掛けますか?
A 56歩 B 45歩 C 35歩
第2問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/11/d0b444947e6f1c5a95ee078d9f53949e.png)
24歩から十字飛車の筋ではありませんでした。
A 72銀 B 53銀 C 46歩
第3問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/d7/f35d0a500cc9d01b782484c16796595e.png)
ここは有力手がいろいろあります。わかりやすい手を選びました。
A 23歩 B 44歩 C 74飛
第4問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7e/bc963c7ae1e4daae15d560fc153991ee.png)
74飛をどうするかという判断です。
A 24飛 B 73飛成 C 33歩
20190208今日の一手
10月6日の名南将棋大会から、MさんとOさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答
☆ 形勢判断をします。
銀と金歩の交換で馬を作っていますから、先手が少し駒得です。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は32馬と持ち駒金桂で3枚。49飛も働くかもしれません。
後手の攻め駒は38角と持ち駒桂で2枚。
総合すれば先手優勢です。
☆ 大局観として
先手が3つの要素で上回っています。さらにどの要素を広げていくべきかはうれしい悩みです。
飛車取りに角を打たれましたが、取られても構わないところです。取らせるか(ならば何が有効か)逃げるか、どちらでもよさそうなのです。
飛車を取られる(飛角交換)と持ち駒が増えるあるいは飛車をさばいたとみても良いのですが、攻め駒が4枚になります。
飛車を逃げておいてゆっくり攻めるのもよいでしょう。駒得ですから。
優勢なので正解となる手がいくつか出てくるでしょう。
× 飛車を逃げない手から見てみます。43金と打ち込むと
すぐに清算すると駒の数は足りています。でも49角成同銀
ここから43で清算して馬取りで返されますから筋悪でしょう。
○ 62金も筋悪のようですが
飛車を取れれば寄せやすくなります。81飛には72歩を打てるのです。72同銀52金
金駒を1枚得する順が待っています。もちろん有利は拡大しています。(後手玉が少し堅くなったという面はあります。)
△か○ 66桂が実戦の手で
49角成に54桂58馬62桂成
と切り込みました。68馬同金
この図は先手玉がかなり薄くなっています。攻め駒が増えたとはいえ寄せ合いは互角くらいです。多分この図で76桂を打たれ、32馬で取れるのを気が付かず77銀68桂成同銀68金79金48飛
という進行で、先手玉が詰めろ。1手違いの寄せ合いのミスで負けになりました。
49角成には同銀と取るのが正しくて
飛車を打ち込まれてもたいしたことはないです。65銀ならば62金81飛43歩成
清算して63金があるので二枚換えの取引です。これならば優勢を保てました。
△ 45桂とすると
44金に62金71飛72歩
として駒得になるのは同じことです。ただ45桂は取られてしまいそうなので少し劣ります。
△ 飛車を逃げるほうが普通の考えで、39飛とすると
65角成に66金で
馬を殺せます。(私は両取りは見えないですが、駒得になる手は見えてしまいます。)ただ46桂と打たれると無傷では取れません。65金58桂成54金68成桂同金54銀
派手に取り合うとここまで進みます。先手玉が薄くなったので自信なしと思ったのですが、攻撃力が増しているので66桂63銀62銀
寄せに出れば勝ち筋ではあります。
△か○ 48飛が普通の逃げ方で
飛車を引き続き攻めに使えます。65角成77桂75馬62金56桂
両取りを打たれる傷があります。でも71金同玉31飛で優勢を保っています。
○ 46飛が無難で
後手は歩切れで45歩の受けがありません。これでも65角成くらい、77桂29馬43金
と俗に攻めても良いですし、
62金81飛43歩成
という攻めでも良いです。
△か× 横に逃げる手は、69飛46桂
銀を逃げるところがないので少し失敗です。
△ 59飛61飛
というのは決め手がよくわかりません。駒得なので長引いても大丈夫ですが。
× 95歩は
後手が歩切れなので端攻めの受けがなさそうですが、76桂69金95歩93歩65桂
後手玉が広くなった感じで少しまぎれています。
× 72歩同飛
ではお手伝いです。有効な利かしではありません。
☆ まとめ
優勢な局面で安全に勝とうと思えば、少し意地悪な手を心がけると良いでしょう。
後手は歩切れなので飛車を縦に逃げておけばわかりやすいです。48飛と当てる必要もなく、46飛で十分です。
飛車を取らせるならば、すぐに62金を打つ(これも後手が嫌なところ)か、66桂で飛車取りを催促しつつ銀取りを残して手番を得るか。
きれいに勝とうとして、実戦のように66桂49馬54桂58馬62桂成、と斬り合うのは1手違いの寄せ合いです。読みに自信があるときだけにしましょう。