tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

淡交誌を読めば・・・

2015-04-11 17:16:26 | 徒然日記
4月11日(土)
朝から雨が降ったりやんだりしております。
今日は知人が釜を掛けたので行って参りましたが、朝早くから遅くまでかかってしまいましたので、お茶会の報告は後日にと思っております。

   

   淡交誌

淡交社発行の茶道の月刊誌です。

専門的な雑誌ですので中々大変のようで、私どもの担当の方も必死にあれこれセールスをしておりますが、若い人達に読んでもらうのが一番の妙薬らしいのですが・・・
今月号の特集は、「堺の茶の湯」というシンプルな特集です。

私が一番興味を持って読んだのは、業躰先生の「茶花がたり」そして、「扇子に託された日本の伝統」でした。


   

   淡交誌 扇子に託された

茶道では「あおいで風を送る」という扇子本来の目的で使われることはない。
もっとも印象的なのは、閉じた扇子を膝前に置いてお辞儀をするという礼の形ではないだろうか。

茶席では扇子を持つのは客の証であり、挨拶以外にも床や点前座を拝見するとき、席入り後は自分の座を定め示すしるししても使用される。
いずれも茶人の身にしみついた動作である。

そこには、敬意をあらわすべき人や貴重な道具に対して扇子を結界の代わりにして一線を画し、一段へりくだるという謙虚の意味が込められている。
この外、月謝やお礼を渡す時などには、広げた扇子を帛紗の代わりの台として差し出す作法もなじみが深い。

いずれも、本来は茶の湯に限られない、いわば日本の礼儀である。(淡交誌より)

読者が少なくなっているらしですが、ゆっくり読めば1ヶ月は楽しめる茶道誌だと思います。



コメント
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