tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「落し文」という風雅なお菓子は・・・

2015-04-21 17:32:36 | 茶の湯
4月21日(火)
久しぶりの青空ですが、北風の強い日になってしまいました。
この時期の風は、やっと芽を出して成長し始めた草花たちへのダメージは計り知れません。

今日は大学へ行って来ました。

   

   落し文

お菓子は、「落し文」と名付けられたもので、今頃のお茶席ではよく使われます。
人には知られたくない恋文や秘密の連絡などに使ったものですが、お茶人は「ホトトギスからの落し文」と云って風雅を楽しんだそうです。

実際は、オトシブミ科の昆虫の総称をいいますが、この虫が、くるりと巻いた葉に卵を産み付けて、地上に落としたものが、ちょうど恋文を相手に気付かせるように落として拾わせた、昔の「落し文」に似ていることから、こんなロマンチックな名前が付けられたといいます。

   

   一服

3時になりました。
この「落し文」を出してくれました。

こなしを葉に仕立てて胡麻餡を包んでおります。
甘さもちょうど良い美味しいお菓子でした。

   

   手に緊張が

手をそろえて問答をしておりますが、横で見ているからこそ分かる緊張感が伝わってまいります。
こんな事を経験しながら、ゆとりあるお点前が出来るようになって行くのだと思います。


   

   3年生

拝見にも大分慣れて来た3年生です。
お棗を取る手が様になって来たようです。

後はガチガチに緊張している気持ちをリラックスして問答が出来るようになればよいと思っております。


コメント
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