tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

青楓も寒々と・・・

2015-04-10 17:37:08 | 日常雑感
4月10日(金)
朝の少しだけ日差しはありましたが、どんよりとしたお天気になってしまいました。
今日はお稽古がお休みでしたが、友人から来宅すると云う連絡をもらったので、大忙しで部屋を整えました。

   

   床の間

軸が好きな友人ですので、迷うことなく「春至百花為誰開」を掛け、花はレンギョウと紺侘助を生けました。
椿もいよいよなくなって来ましたが、まだ蕾の堅い「淀の朝日」が残っております。
あの蕾の堅さでは、今月中に咲きますか・・・。

久しぶりに訪ねてくれましたが、用事を済ませると直ぐに帰って行きました。

   

   青楓

庭の楓です。
綺麗な新芽が揃っておりますが、今日のように曇っていて寒い日には、新緑は似合わないように思いますが、それでも、こんなやさしい緑を見ていると何だか嬉しくなってしまいます。

もう直ぐいっぱいに広がって心地よい日陰を作ってくれると思います。

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桜いろいろ

2015-04-09 17:32:12 | 日常雑感
4月9日(木)
ここ数日はっきりしないお天気が続いておりますが、今日も日差しを見ることなく終りました。そして、寒かった・・・。
今週は、土曜日にお茶会がありますのでお稽古はお休みです。

   

   枝垂れ桜

午前中はあちこちと用事を済ませ、遅い昼食を済ませてから久しぶりの散歩です。
散歩コースの小さな公園に枝垂れ桜が見頃となってゆらゆらと揺れておりました。
誰もいない公園で今が盛りと咲いております。

「春至百花為誰開」を思い出さずにはおられません。
これ程綺麗に咲く花は、いったい誰の為に咲くのでしょう。

   

   ソメイヨシノ

ちょっと広い公園にはソメイヨシノが数本植えてありますが、こちらはすっかり葉桜のような状態でしたが、木の下がピンク染まって違った美しさを見せてくれました。
雨上がりでしたので余計に光っていたのかも知れません。

   

   桜草

やはり散歩道のお宅の庭先の桜草ですが、日本古来の桜草は、もう少し色も濃くそして楚々とした感じがいたしますが・・・。
いずれにいたしましても、綺麗な事には変わりまりません。

今日は散歩しながら、桜づくし花尽くしでした。



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活気あふれるキャンバスで・・・

2015-04-08 18:00:12 | 茶の湯
4月8日(水)花祭り
朝から冷たい雨が降っておりましが、花祭り、お釈迦様の生まれた日です。

真冬にも戻ったようなお天気でしたが、大学に行って参りました。

      

   床の間   

3日に入学式が終っておりますので、活気ある学園に戻っておりました。
お点前をやっと出来るようになったと思って見ておりました子達が3年生です。
この1年間は中心になってみんなを引っ張って行かなければならない立場になりました。

そして、新たに新入生の見学の子達が数名来てじっとお稽古風景を見ておりました。
一区切りついたところで、お茶を出すことになりましたが、その頃にが、緊張と足のしびれが頂点らしく苦痛のようです。

何分も座ってはいませんが、座ることが初めての子には拷問のようなものです。
そんな時は、つま先立ちをして、踵に自分の体を乗せてじっとして居れば治る事を伝ましたが、「時すでに遅し」・・・それすらできない子が・・・。

皆さんが茶道を志して来ておりますが、と前置きをして、「お茶はお点前だけがお茶ではありませんので、伝統的な礼儀作法はもちろんですが、来るべき就職活動や社会人になってから苦労することの無いように、言葉使いや女性らしい所作を身につける場であると思って下さい」そして、「4年間しっかりお稽古を積めば必ず綺麗なお嬢さんになれます」

こんな事を云いましたが、若干18歳の乙女達に分かって貰えたかは暫く先になると思っております。
今日はそんな事をしておりましたので写真を撮る間もありませんでした。

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雨の日の楽しみ方は・・・

2015-04-07 17:37:55 | 日常雑感
4月7日(火)
朝から冷たい雨が降っております。
暖かな日が続いておりましたので、その分だけ寒く感じてしまうようです。

今日は大学の入学式ですので、お稽古はお休みです。
それでも溜まっておりました、卒業生の写真を整理しながら、メールで送れる子にはメールで送り、その他は印刷して封書で送ることにしました。

   

   美味しそう

午後になると友人が久しぶりにお土産をたくさん持って来てくれました。
来ると直ぐに帰るといっておりましたので、今日は大学へは休みで行かなくてもよい事を伝えてゆっくりしてもらいました。

この友人は、拙ブログを毎日見ていてくれるようで、私の行動を周知しておりますので、ずっといつも話をしていたのかと錯覚してしまう程でした。

   

   野菜

来宅する時は、いつもたくさんの野菜を持って来てくれます。
そして、時には大量に持って来てくれますが、こんなにたくさん誰が食べるの??という事もありますが有り難い事です。

長い付き合いですので、何の遠慮も無く言いたいことを言える貴重な友人と云えます。
さすがに最近は、体のどこそこが悪いとか、お医者さんにかかったとか、そんな話題にもなりますが、私自身心臓の大手術をしたばかりですので、人の事は云えません。

   

   お菓子

お茶の大好きな友人ですので、美味しいお菓子とお抹茶出して、話がはずみます。
美味しそうにお抹茶を喫している友人を見ていて、これがまた楽しい・・・。

外は雨、一日良い休養になりました。



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サギ草をやっと植え替えて・・・

2015-04-06 17:18:00 | 日常雑感
4月6日(月)
午前中の日差しは何処へやら、午後からは雲が広がりポツリポツリと降って来ました。
昨日の疲れが足腰に残っておりましたが、一つだけ植え替えをしていない大切な花がありました。

   

   サギ草の球根

何時もなら一番先に植え替えをしていたサギ草が一番最後になってしまいました。
サギ草の鉢をひっくり返すと、球根がたくさん並んでおります。

それをひとつ一つ取り出して行きますが、ここで見逃されてしまった球根は古いミズゴケと一緒に捨てられてしまいますから、そんなことの無いように探しながら集めて行きます。

   

   球根を並べる

綺麗に鉢を掃除して一応煮沸して消毒をして乾かします。
綺麗になった鉢にミズゴケを敷いて、球根を並べるわけですが、今年は遅かったために、芽が長いもので2センチくらい伸びておりました。

そんな訳で、一層の細やかな気使いが必要になりましたが、芽を欠かないよう慎重に慎重に並べて行きます。

   

   野草棚に

並べ終わったら、野草棚に並べて置きます。
後は芽が順調に伸びて来てくれることを待つだけです。

慎重に扱いましたから、芽を欠いてしまった球根はありませんでしたから、何日か後には可愛い芽が立ち上がって来ると思います。
サギ草は、他の花たちが咲かない真夏に咲きますので、貴重な花と云えます。
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お祭で呈茶を・・・

2015-04-05 17:23:12 | 茶の湯
4月5日(日)
昨夜からの雨が朝になってもまだ残っておりました。
開催が危ぶまれておりました「桜まつり」も何とか開催されました。

このお祭りの呈茶を頼まれたので、学生たちを連れて行って来ました。

   

   武者姿

このお祭のメインともいえる武者行列も予定通り開催されて、主催者は一安心だったと思います。
10時ころから行列がストートして、お昼頃お茶席になっております会場に武者さん達が到着いたしました。

お茶席と武者姿ですので、もの凄いカメラマンの数で、会場の周りを取り囲んでおりました。
柵で仕切りが作ってありますので、かろうじて混乱が避けられるといった風でした。

   

   準備は万全

雨を心配しながら準備をしておりましたが、御園棚を組み立て、野点傘をさし掛けるころには椅子も全部並び終えておりました。
準備は万全ですが、果たしてお客様は来てくれるでしょうか?

そんな心配をしながらのスタートでしたが、始めて見たら例年のように、毎回60名というお客様で溢れ、心配していたことが嘘のようでした。
それでも、時々は細かい雨が降って来ては驚かせておりましたが、最後まで中断することなく終わることが出来ました。

毎年の事ですが、年々カメラマンの数が増えているような気がしますが、気のせいでしょうか・・・。
そして、お茶席のお点前風景やお運びなどを撮っているのはかまいませんが、水屋で談笑している学生たちを狙って撮っている人がおりますので困ったものです。

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点前座は花がたりで・・・

2015-04-04 17:49:52 | 茶の湯
4月4日(金)
朝から雲が広がって降ったりやんだりと落ち着かない一日でした。
今日も自宅でのお稽古でした。


   

   点前座

昨日から、誰ヶ袖棚に桜川の水指、そして、柳桜蒔絵中棗という、今の時季ならでは点前座になりました。

今月の淡交誌の泉本先生の「茶花がたり」のなかで、「花見より かえりの人に茶の湯せば 花鳥の絵をも 花も置きまじ」という利休百首を例にとり、「爛漫の桜を見て来た客を招くのに、爛漫の陽気を茶室に持ち込んだとしても何の御馳走にもなりません」と書いております。

お稽古に見える方達も途中でたくさんの花を見ながら来ているとは思いますが、ご容赦頂きたいといったところです。

   

   お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子も、渓流の桜だそうで、餡子を黒豆で包んだ鹿の子で、二種類のおいしさを味わえました。

   

   一服

何時ものように終ってからの一服です。
茶碗は花より団子の茶碗で頂きました。

いつものようにお稽古も終り慌ただしかった一週間も終りました。
お稽古が終った後で、お菓子を頂き、お抹茶を喫する幸せを感じられる土曜日の夕方です。

何だか今週は、本当にホットしております。
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床の間にも春爛漫を・・・

2015-04-03 18:30:12 | 茶の湯
4月3日(金)
朝のお天気はどこへやら、夕方からは雲が広がり始め雨になりそうです。
今日は自宅でのお稽古でした。

      

   軸

「花開天下春」を掛け、床の間も春爛漫をという事で、咲き乱れております桜を思い描きながらお稽古に励んで頂きたいと思っております。
この軸は、どなたが見ても春を思わない方はいないでしょう。

それほど分かり易く読みやすい軸も珍しいと思います。

   

   床の間

朝花を探しに庭に出ると、庭の隅に植えてある、黒椿が争うように咲いておりました。
例年ですと、後1週間ほど遅く咲き始めますが、今年は何だか異常に早いように感じております。

9月半ばから咲き出す、西王母椿から次々に咲いては楽しませてくれた椿も、最終段階になって参りました。
この黒椿の後に、もう一種類椿が咲き始めます。

「淀の朝日」という品種ですが、今でも蕾が硬く、二十日過ぎには咲き出すかも知れません。
この椿が咲きますと、直ぐに風炉の季節になります。

お稽古の合間に、初風炉の話がチラホラ出始めております。

   

   花

今日の花は、キブシと黒椿です。
キブシは、知人が山からの帰りに採って来てくれたもので、まだ蕾が硬い状態で持って来てくれましたが、今日が丁度良い具合に蕾が開き始めました。

椿の時期ももうすぐ終わりです。
順序よく咲くように種類を厳選して、狭い庭に折重なるように植えてありますが、時には一緒に咲き始めたり、順序が逆になったりと、思うようには参りませんが、これも自然の木の事ですので、咲いた花から順に使っております。

今日は、軸が大きい分だけ花が寂しかったかな・・・
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房総半島横断して・・・

2015-04-02 18:52:24 | 日常雑感
4月2日(木)
風も無く遠霞の春らしい一日でした。
幾つか残っておりました鉢の植え替えをしてやっとすっきりとした気分になりました。

さて、私の備忘録ブログになりますが、最近の物忘れのひどさにご容赦頂きたいと思います。

   

   御宿の街


御宿の街の至る所に商店街の街灯がありますが、その街灯についているのが、月の砂漠の王子様とお姫様です。
この町の観光イメージを一手引き受けているようです。

房総半島を横断して御宿に入り、砂浜の月の砂漠像を見て、「さて、何処に泊ろうか?」こんな時は、カーナビよりやはり電話です。
一応何軒か調べておりましたので、電話をしましたが、オフシーズンですので宿は直ぐに決定して、5時には宿に入ることが出来ました。


   
   
   香取神宮

翌朝は犬吠埼を目指して、九十九里浜を北上、11時20分ごろには到着しました。
地球の丸く見える丘に登り、360度のパノラマを体験して香取神宮へ向かう。

ここの神宮のお社の美しさに圧倒され、暫し見とれておりました。

   

   鹿島神宮奥の院

香取神宮から鹿島神宮へ向かいますが、わずか30分ほどの距離です。
大きな鳥居に圧倒されながら境内に入ると、大きな杉の林立する参道を奥の院へむかう。

お参りをして左手の坂を下ると御手洗池があります。

   

   芭蕉の句碑

昔はここが参道になっていて、この池で心身を清めてお参りしたと云われております。
御手洗池の脇に清らかな水が湧き出るように流れ出ているところに芭蕉の句碑がありました。

   涼しさや 神代のままの 水の色  芭蕉

ここも芭蕉が訪ねているのか・・・と思いにふけって写真を撮って帰ろうとすると、「この水は煮沸してから飲んで下さい」という注意書きがありました。
飲んでお腹をこわした人が、神宮に文句でも言ったのでしょうか?

それとも神宮側が事前に注意しているのでしょうか?

ここから、帰途に着きました。


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茶道は言葉使いの訓練に・・・

2015-04-01 17:25:06 | 茶の湯
4月1日(水)
朝から雲が広がって今にも降り出しそうな1日でした。
昨日長距離ドライブから帰ったばかりですので、気持ちはまだ車の運転中のようなフワットした気分です。

そんな事を云っていられないので、今日は大学へ行って来ました。

   

   3年生

3年生になりました。
春休みに入った頃から拝見を始めましたが、上手になりました。

まだ、順番が分からずに途中で手が止まりますが、帛紗も乱れずにやっておりますから、綺麗に出来るようになるのももう直ぐです。

   

   問答

拝見の帛紗さばきが終りました。

問答の態勢になり話し始めましたが、お互いに照れくさいのか、顔を見て話せません。
「恥ずかしいのか、照れくさいのか分からないけれど・・・」と前置きをして、「就職試験の練習だと思いなさい。

話をすると時は、相手の目を見て話さなければ本当の気持ちは伝えられません・・・」とこんな注意をしながらの拝見振りでした。

   

   やっと

考えながら難しい日本語を話す事の多い、拝見の問答がやっと終りました。
普段使わない言葉ですから、下を噛みそうになったり、言い回しを間違えたりと、日本人本来の丁寧な日本語の会話ですから、一様に戸惑っておりますが、茶道を志さなければ、知らないで通り過ぎてしまう貴重な言葉と時間だと思っております。

   

   一服

これからも、厳しく、そして、やさしく褒めながら学生たちとやって行こうと思っております。





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