それでは、連載第50回目は、ED72を取り上げます。
ED71 2は、東芝製の試作機でした。同機も結果は良好であったことから、ED71としては採用されなかったものの、九州用のED72、ED73という形で採用されました。
ED72の試作機、1号機は、現在「九州鉄道博物館」にて保存されます(写真)。「く」の字形の前面(鳩胸)が特徴です。
別の日の一枚(写真)。3号機以降の量産機では、ヘッドライトがシールド2灯となり、ほぼ現在の機関車の形になっていますが、現存しません。
同機の派生形、同機から蒸気暖房用のボイラ(SG)を省略し、寸を縮めたED73も、現存しません。
それでは、次回をお楽しみに。