それでは、連載第261回目は、EF80へと話を進めていきます。
常磐線は、地磁気観測所がある関係で、近くで強力な直流電源を使うことが出来ず、結局取手以遠では交流電化されました。それに対応すべく設計されたのが、EF80です。直流でも交流でも同様の性能を発揮出来る機関車としては、国鉄最初の形式です。交流機器分の重量増に対応して、1モーター2軸駆動として軽量化を図っています。
写真は、36号機、大宮のイベントにて展示された姿です。
別の年に、寝台特急「ゆうづる」のヘッドマークを装備して(写真)。EF80の花形運用でした。
また、別の年に(写真)。直流F級と、同程度のサイズに収まっているのが分かります。
常磐線を中心に運用されましたが、後継機の充足により、現役機は無く、保存機も僅かです。
それでは、次回をお楽しみに。