それでは、連載第404回目は、諏訪湖畔のプリムスをお届けします。
加藤製作所や酒井製作所がまだ未発達であった頃、道路も未発達で、土木事業も鉄道を敷いて行っていた時代に、小型の内燃機が無く、それで輸入された、アメリカ製の内燃式機関車です(写真)。「プリムス」と書きますが、恐らくメイフラワー号が到達したプリマスのことでしょう。天竜川の始まりである、諏訪湖の出口の水門横に、建設記念で保存されています。
当時は「追いつけ、追い越せ」でしたが、いかに合衆国が強かったか、如実に語る語り部です。
なお、同形の内燃機は、もう1両、山梨県の建設会社の前庭にあるそうですが、こちらは写真がありません。悪しからず。
それでは、次回をお楽しみに。