2月半ほど前に、自分が暮らしている場所の近くに、ビンテージランタンなどを取り扱うショップがある事に気が付いた。
一度、様子を見に行ってみようと訪れた店内で、ネットの画像でしか見たことも無い様なコールマンのビンテージランタンに出会った。
店主に話を伺うと、元々、レストア、オーバーホールから始められたとの事であった。
なるほど、インスタ、ユーチューブ、HPなどを除くと、タンクの内部の錆び取りから、グラファイト(パッキン)の詰め替え等、丁寧に作業されている事が判った。
仕事に対して、丁寧で真面目な印象を強く受けたので、自分より20才近く歳をとっているランタンをお願いする事にした。
3か月待ちを覚悟したが、2か月半足らずで、整備が終了した旨を伝えられた。
購入を躊躇う理由が無い。73年前の1949年製造のランタンが完全整備された。(完全と言うと極端に聞こえるかもしれないが、現状で可能な最も最上の状態に整備・調整されている)
早速、家に帰ってベール(吊るし金)に革ひもを巻いてタンクに傷が付かない様に保護を加え、点灯して見る。
ベンチレーター(笠)にチップ(塗装の欠け)が有るけど、この年代のものだと多分、すごくいい方だと思う。
グローブ(ガラスのホヤ)も緑のコールマンなので当時モノ 各、パーツも細部まで清掃・磨かれている。
ちなみに、磁石が付くのは、タンクの底板、ベンチレーター、ベール等で真鍮製の部品が多く使用されている。(もっと、真鍮ラブならプロフェッショナルだけど、値段が2,3倍する)
242Cは242モデル(242、242A、242B、242C緑)の最終型。
上品すぎる!!200Aのかわいらしさとは別のエレガントな佇まいだ。
早速、こいつに合った木製ケースを自作する。
製作途中で、寸法が足りない事に気が付いた。ベールを外せばセンターに収まるが、付けたままだと、中心からずれる。
アメリカ製なのでそんな事を気にしてはいけない。
7,8mm留板の円を中心からずらして、ベールをつけたままでも収納可能にした。
追伸、点火には長軸マッチが適しているが、葉巻用はいたずらに高価だ。
真鍮のパイプの切って、端部を少し広げてマッチの軸が入る様にする。
長軸マッチの代わりに
おススメである。