本やDVD等を参考に自己流でそば打ちをしてきました。
2年前から公民館のそば打ち講習に参加したり、そば祭りを見に行くなどして少しづつそば打ちのネットワークが広がってきました。
今年は、そば打ちの技能が客観的にどの程度なのかを確かめたいと思うようになり「段位認定制度」にチャレンジしてみようと思います。
ということで、まずは「初段」チャレンジ
静岡のそば打ち同好会に参加されていて、先だっての駿府匠宿で知己を得たNヶ谷さんのお宅を訪問させていただくことにしました。
非常に熱心に蕎麦打ちに取り組んでおられる方で、先達に受けた恩を返すかのように井月庵にお話くださいました。
朝9時から始まって、結局飯も食わずに、16時まで。
途中、トイレをお借りした以外、二人で打ち場に籠ってご教示いただきました。
不躾の塊の井月庵は、「もう帰りなさい」と言われるまで「大丈夫だろうと」思っていましたが、先生も一向に嫌な顔をされず、ただただ、熱心に質問に答えてくださいました。
17時ごろになって、「じゃあ、700gで打つのを直接ご指導願えませんか?」というとんでもないお願いに、快くOK
いや、内心は「こいつ何時まで居るつもりなんだ」と思っているのでしょうが、おくびにも出さず!!
姿勢、所作、そして蕎麦の太さについて念入りにご指導を受けました。
その後、家で2回、検定そば打ちをしてみました。
以下は、井月庵の現時点で、思い至ったことです。
今まで時間にとらわれず、好きなようにだらだらと打っていた蕎麦が、変わってきました。
早く打つという事は、上手に加圧してしっかりのすことであり、雑に打つという事では無いと体感しました。
また、見切りを素早くすることの重要さが必要そうです。
素人そば打ち段位認定制度には、ある程度の型があるようですが、型の意味を理解して、実践してみることで第三者の評価を受けるということは、良い悪いは別にして楽しみでもあります。
何とかコンテストとか、自己顕示欲の発露かと鼻白む向きもありましたが、八兵衛の町塚さんが、「なんで手打ちそばをやるか。」
「旨い!って褒めてもらいたいから」と闊達にお話しされるのを聞いたら、「そうだ、もっと素直でもいいんだ」と思い至った次第です。