久しぶりの更新である。長雨と、疫病のためにモチベーションは完全にやられている。
やっと、梅雨が明けたと思ったら、強烈な暑さである。
近所でキャンプでもしようと思っても、富士山に近づかない事には、夏のキャンプなんてジメジメ、ベタベタ感との戦いだ。
南アルプスに近づく手もあるが、まとまった休みも無く面倒だ。
キャンプ道具は、相変わらず蒐集している。そのうちブログやYouTubeで紹介できるくらいの量になってしまった。
たた、保管方法が悩ましい。
梅雨の時期に外の道具棚に並べて置いた布・革・木の製品は、何処かしらカビている。油っ気のない鉄製品は、錆びている。
払ったり、拭いたり、洗ったりした後に日に当てたりして対処しているが、一向に勝てる気がしない。
良いことが全く無いかと言うとそうでも無い。
8月5日くらいから、鈴虫のオスが順次、羽化して鳴き出した。日暮れから朝方まで12時間くらいは鳴いている。
もしかすると、昼間も涼しい風が通ると鳴き出すことがある。
オスメスを分離して飼育しておかないと、10月前には確実にオスが居なくなるため、2時間くらいかけて、一匹ずつ選別した。
老眼の身には些か堪える。
メスは成長が遅いのか、産卵管を持っていても、完全に大人になりきっていない。
NHKで再放送されている「未来少年コナン」の原作本{残された人びと」を夏休みの読書本として読むかとアマゾンを覗いたら、2万円くらいの値がついていた。
仕方が無いので、市の図書館にアクセスするとスグに借りることが出来た。
ハードカバーの本で定価は2400円と書かれていた。(8月11日時点で検索すると1万6千円くらいのモノも出ていた。どちらも当然古本です。)
アニメのコナンとはだいぶ違うが、互いを邪魔する事も無いので、図書館で借りることをススメます。
図書館のカウンターに受け取りに行くと、ちょうど対局中の木村王位の本が新刊として置いてあった。
「そういえば、今日は王位タイトル戦第3局2日目ですね。」(つまり8月5日だ)と井月庵が本を指さして話しかけると、受付の方は少し戸惑った様に間をおいて、「ええ、そうですね。」と相槌をうった。
将棋に興味のあるもっと年配の、おそらく「おじさん・おじいさん」の類が、話題だろうと新刊コーナーとは別に、わざわざ受付のカウンターに置いたのであろう事は想像されたが、受付対応で出られた方は女性だった。(ああ、そうだよね。幾ら藤井棋聖が有名でもね)
「これ、借りる事出来ますぅ?」と神田伯山みたいなもっさりした感じで指さすと。「あっ、はい。大丈夫です。」と藤井棋聖風に答えられたと聞こえたのは井月庵だけだろう。
という訳で、2冊が夏休み前半の図書。二日で読んだが、さすがに棋譜並べはしなかった。昨年の豊島王位と木村9段との7番勝負の全棋譜が巻末に掲載されている。10分以上の考慮時間も記載されていて、追体験すると面白いだろうが図書館の本なので10日の日に返却BOXに入れておきました。1400円くらいだし、まあ書店で求めて自分の書籍に加えた方が無難でしょう。でも来年、藤井棋聖の本も出るのかなぁ。木村王位の圧倒的な人間力によって将棋を知らない人でも優しい気持ちにさせられる一冊でした。誰でもの内容では無い。木村一基だからこそのドキュメンタリーである。
ああ、やられたよ。
両方応援しちゃうだろ。(でもレーティング予想を見てしまうと・・・)NHKで木村王位のドキュメンタリー作ってくれないかしら。