そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

川根にて

2020年12月18日 | 蕎麦行脚

 本日、午前中に川根に行く用事がある。(一応仕事で)

折角だから、川根のお蕎麦屋さんに行くことにする。

仕事は、10時半ごろに綺麗に片付いて、11時に開店の「ひらら」という古民家そば屋に向かった。

 

いつものペンタックスQ-S1を忘れたので、スマホで撮影することとなった。最近、ぼーっとしているのが多いせいか、物忘れをするようになったようだ。(ほんとは前から忘れ物は多いのだが)

沿道から一段上がった位置に門構えがある。

 駐車場で待っているのを気に掛けられて、お店の方が10時40分ごろに、あと10分もすれば客室が温まるから、そのころに御出でくださいと声をかけられた。

 「いえ、時間通りでかまいません。」と言って、車内で待っていると50頃に再度、「どうぞ、お入りください」と声をかけられた。

余りに意固地なのもどうかと思うので、「それでは」ということになった。

 井月庵の家の母屋も古いことは古いのだが、土間や上がりカマチの高いの等、建物を見るだけでも一見の価値がある。

撮影の許可を得て、店内を見て回った。

明治5年建立というから(そう言っていたように覚えているのだが。)ざっと150年前の造り。

御用の旗が庄屋か十手持ちかと伺える。

 

天井梁が2重になっていて、やたらに太い。

井月庵の場合、「せいろ」と「かけ」と言いたいところだか、寒さに負けて、てんぷらそばにした。

1400円 おそばには、大根おろしと海苔が掛かっている。

 嫁と一緒に来ていれば、天ぷらを肴に燗酒を一杯いきたい気持ちを「この家が建ったころは、一杯飲んで帰っても怒られなかっただろうに」と思う。

 11時半ごろ

お店の方と少し世間話や家のことを聞いていると、新しいお客さんが入ってきた。

 「ああ、新客さんですよ。それじゃあこれで。ごちそうさまでした。」

 

用事に来る途中、「さくら茶屋」という蕎麦屋があるのを見かけていたので、そこの様子も見に行くか。

メニューに「かけ」は無いが、「ざる」と同じ値段で提供してくれるらしい。

はしごするか。

このお蕎麦は・・・

冷たいお蕎麦の方が旨そうな気がした。お蕎麦の香りがしてこれはこれで上手いのだが。

確かに、店内を見渡すと冷たいお蕎麦がおススメと書いてある。

 素直に従えばよかったか?

でも寒いとね。負けるよね。

 

 2件ともかけ汁が辛目である。都会のそば汁では明らかに無い。蕎麦湯で3~4倍くらいに割ると飲める気がする。

というか、1件目の「ひらら」は蕎麦湯で割ってほとんど飲んでしまった。

 う、さすがに2杯目は多いか。

つゆ以外は全部食べた。「ごちそうさまでした。」

 久しぶりに蕎麦屋のはしごをした。

 ジジイとは恐ろしいもので、若い時には2,3杯平気であったのに、食が細くなった様な気がする。

(本当は気がするだけである。もしそうならば、もう少しスマートでないと嘘だ)