三朝温泉の温泉街から離れたところ、農家の並ぶ辺りにある共同湯です。ここが三朝温泉の原点たる温泉で、三朝でいちばん最初に発見された場所の温泉とされています。自動販売機に200円を入れたら入湯券が出てくるが、それを確認する人は誰もいない。まさしく地域の管理運営する共同泉です。
浴槽は4人でいっぱいいっぱいの小さいもの。この地域の人たちの好みなのか、恐ろしく熱い。三朝といえば世界でも有数の放射能泉とされているが、放射能は空気に触れると直ぐに発散して効果が失われる。なので、普通の温泉なら湯面の上から新鮮なお湯が掛け流されるが、この三朝では足元から流入させるのが合理的なのです。
三朝で最も歴史あるこの株湯もその通り、浴槽の底から新湯が投入されています。時おり気泡がポコポコと出てくるが、この気泡こそラジウムの恩恵なのですね。放射能泉は浸かるだけでなく、その空気を吸うことと飲むことによって効能があるとされています。ここでは深呼吸と飲泉が欠かせないな。
なお、現在この株湯は新築されていて、かなり変わっているようです。
- 泉質:単純放射能泉 45.6℃
- 場所:三朝温泉BS
- 訪問日:2008年9月17日
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