近鉄吉野線・大和上市駅から1日たった1往復の路線バス「R169ゆうゆうバス」で1時間45分ほど、河合BSで降りたすぐ近くにある村営の日帰り入浴施設です。
この施設を運営する上北山村は、人口が500人に満たない山村。以前はこの隣の「ホテルふれあいの郷かみきた」も運営していたが、2011年より休館しています。
上北山村温泉は、北山川の畔で昔から自噴していた温泉を、1987年(昭和62年)にボーリングを行って源泉開発した後に温泉施設を作った比較的新しい温泉です。
上流にある源泉からお湯を引いているこの薬師湯は、ジャグジー付きの内風呂とやや小ぶりな露天風呂からなります。僅かに白濁した、すこしトロッとしたお湯が浴槽に満たされ、少しながらオーバーフローもしています。
北山川の真横にある露天は、さすがにこの田舎のことだから気持ちいいが、肝心の清流がよく見えない。確かに国道が通っていて向こうから見えるかもしれないが、せめて男湯だけでも…
この施設、残念ながら加熱・循環で、塩素の臭いも少なからず感じられます。肌触りは悪くないのだから、小さい浴槽を活かして、せめて露天だけでも掛け流しにしたらいいのに…と思ってしまいます。
・場所:R169ゆうゆうバス・河合BS
・泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 35℃
・訪問日:2011年7月4日
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