鹿児島中央駅の正面から北のほうへ歩くこと約3分、庶民的な料理屋が並んでいる辺りにある鹿児島郷土料理のお店です。夕食を求めてこの辺りをウロウロしていて発見。ちょっと気になったので入ってみることにしました。暖簾をくぐると、テーブル席が2・3席ぐらいの狭さ。2階に上がるよう案内されました。どうやら2階と3階にあるお座敷がメインのようですね。
さっそくここの名物、「炊肉」なるものをいただきます。「炊肉」は鹿児島県が発祥の料理で、真ん中がくぼんだ鉄板鍋を使い、そのくぼみには独特の出汁が入っていて、その周りに牛肉、もやし、キャベツ、などの具が並べたもの。小鉢、麺、おじやのついたセットもあるようだが、胃の容量に自信がなかったので鹿児島県産黒毛和牛の単品鍋(1,800円)と、鹿児島県産黒豚の単品鍋(1,350円)を注文、2名でシェアすることにしました。
鍋に火を点けると、真ん中から徐々に熱せられ、噴火口が崩れていきます。火が通ったところからタレに浸していただいてみると、肉が実に柔らかくてジューシー。野菜もシャキシャキしています。出汁の味は、すき焼きのたれのあまり濃くない感じでしょうか。食べ進んでいくうちに肉と野菜の旨みが出汁になって旨みが増幅。これだと野菜もたっぷり食べられるのでヘルシーですね。
鍋とは別に、折角なのでさつま揚げをいただきました。これは注文が通ってから揚げていたようで、少し待たされるが実に深みのある味。絶品です。この炊き肉、セットだと饂飩とおじやが付いているそうだが、旨みの凝縮した出汁を吸って、さぞや美味しいんやろな…再び鹿児島に来るときには絶対にお腹を空かせてから来る事にしよう。
- 営業時間:18:00~翌2:00、金・土・祝前日は~翌3:00
- 定休日:不定休
郷土料理 薩摩藩 炊き肉屋 (鍋(その他) / 高見橋駅、鹿児島中央駅前駅、鹿児島中央駅)
夜総合点★★☆☆☆ 2.5
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