はるばる舞鶴にやってきた(といっても高速バスでたかだか2時間余りだが…)第一の目的は旨いもんを食べること、そしてもう一つの目的はこれ、軍艦(日本では大人の事情で自衛艦と称するが客観的には軍艦にちがいない)のウォッチングです。
この舞鶴港は日本海側の最も重要な守りの拠点で、最新鋭のイージス艦をはじめ、多くの艦船が配備されています。以前、この舞鶴に来た時は平日だったので、公道からおっかなびっくり護衛艦を写真に収めるしかなかったんだが、今回は土曜。ここでは土日祝日に限って、港めぐり遊覧船で港内を一回りできるとともに、基地の一般公開を行っていて、海の守りを担う艦船群に身近に接することができます。
先ずは遊覧船で海側からウォッチング。遊覧船乗り場の横には小型艇が並んでいます。すがしま型哨戒艇のネームシップ「すがしま」と「のとじま」ですね。この艇はなんと木造。なんでかというと磁気機雷から身を守るためなんですね。海上自衛隊の掃海技術は世界でもトップレベルだそうで、ペルシャ湾でも活躍しました。
遊覧船が横を通過するとき、艇上の自衛官がこちらに向かって敬礼してくれました。 これは多用途支援艦の「ひうち」です。メインテナンスに入ってるようですね。多用途支援艦っちゅうのは各種射撃訓練の支援の他、自走不能になった僚艦や標的艦の曳航・消火・救難・物資輸送・離島に対する災害派遣など多目的に使われている艦。この「ひうち」は2011年3月25日、福島第一原子力発電所に注入する真水を積載した米軍のバージを曳航したとのことです。 艦首に151を附番されている艦は「あさぎり」です。あさぎり型護衛艦は、海上自衛隊の汎用護衛艦で、はつゆき型の拡大改良型。8隻が建造されたあさぎり型のネームシップですね。 この艦はイージス護衛艦の「みょこう」です。イージス護衛艦は山の名前から命名されています。補給艦の「ましゅう」です。 この艦、テロ対策特措法によって、たびたびインド洋に派遣されています。
汎用護衛艦の「まつゆき」です。
さっきから「まつゆき」の横にちらちら見える蛍光色の特殊な塗装がされた艦が気になりますね。
これは退役護衛艦の「はまゆき」。昭和58年に就航したこの艦は老朽化により平成24年に除籍済。除籍後、標的艦となるべく改修が行われ、この特殊な塗装は的になるためかと。 この後、射撃訓練の標的として若狭湾北方海域で護衛艦5隻と哨戒機2機による射撃や爆弾投下などの標的となって海に沈み“最後のお務め”を果たしたそうです。90年ほど前、ワシントン軍縮条約による戦艦の保有制限によって、砲撃訓練の的となって海に沈んだ戦艦土佐の例もあるが、現代でも同じことが行われているんですね。 <script type='text/javascript' charset='UTF-8' src='http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?cond=lat%3A35.47479665%3Blon%3A135.38599121%3Bac%3A26202%3Bz%3A13%3Bfa%3Apa%3Bei%3AUTF-8%3Bp%3A%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C%E8%88%9E%E9%B6%B4%E5%B8%82%3Bdatum%3Awgs%3Bs%3A1392645103ad269831f3c6f58e1798464610b9d7b4%3Blayer%3Apa%3Bspotnote%3Aon%3Bplacegenre%3Aaddress%3Bopacity%3A0.25%3BclassName%3Ayolp-tilelayer%3B&p=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C%E8%88%9E%E9%B6%B4%E5%B8%82&ac=26202&zoom=15&bbox=135.3566600776812%2C35.47912129914057%2C135.40197868119685%2C35.48366429722987&lat=35.48331484495428&lon=135.379319379439&z=15&mode=map&active=true&layer=&home=on&hlat=35.47479665&hlon=135.38599121&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=320&height=240&device=auto&isleft='></script>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます