東海道新幹線、東海道本線・熱海駅から10分ほど歩いたところ。巨大ホテルの建ち並ぶ熱海温泉の中心部、熱海七湯と呼ばれる源泉の中の、「大湯」のすぐ近くにある旅館です。
外観こそ新築っぽいのだが、実はかなりの年季が入っています。ここでは夕食はなく、朝食のみの、いわゆる片泊まりだけのシステム(当時。現在は夕食付きのプランもあるようです。)です。
旅館の庭に源泉が引かれていて、温泉卵や野菜蒸しを自作できて人気のようです。ここでは人件費を削減するためスタッフの人数を極力絞って格安料金を実現しています。
そのぶん、仲居さんがいないので布団は自分で敷くことになる。それはいいのだが、せめて東西南北を示してほしいな。一応、北枕はいやなので…
ここの大浴場は源泉をそのまま掛け流しているのが自慢です。確かに湯口から塩辛いお湯が流れ出ており、浴槽の縁から排水に流されています。もちろん無粋な塩素臭はありません。
お湯の質はなかなかのもので、塩化物泉特有のガツン感があって、熱海の底力を感じさせます。いろいろ割り切った感のある旅館だが、気楽な一人旅にはちょうどいいですね。
・場所:JR熱海駅、伊豆東海バス・東銀座BS
・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
・訪問日:2007年2月5日
僕も熱海市出身で今は東京にいるのですが、
帰省のとき、たまにアイオラさんを日帰り利用します。
特に冬だと食塩泉は暖まるんでイイですよね。^^
ワタシが熱海に伺ったときは春先だったのですが、
確かに冬はよさそうですね。またいきたくなってきた…