花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~桃簾石(チューライト)~

2017年10月04日 | 天然石標本
二回目にご紹介する石はこちら

『チューライト(和名:桃簾石)』
 

書籍及びネット等による詳細は以下の通り

ゾイサイト(和名:灰簾石「かいれんせき」)は
『エピドート(緑簾石)』の仲間で、
緑簾(りょくれん)石グループに属するケイ酸塩鉱物の一種。
変成岩やペグマタイト中で多く発見される。
スロベニアの科学者・ジグムント・ゾイスにちなんで命名された。
1805年、スロベニアのザオアルペ山脈でこの鉱物を発見した
鉱物ディーラーのシモン・プレシェーレンが、
ゾイス氏の元にこの鉱物を持参したことから、
発見地にちなんで「ザオアルパイト」と呼ばれていた時期も。
「クリノゾイサイト」(和名:単斜灰簾石「たんしゃかいれんせき」)は、
成分が同じで結晶構造の違う同質異像の鉱物。
ゾイサイト(灰簾石)の色は青、すみれ色、緑、茶色、ピンク、黄色、グレー、無色等多様で、
無色のものは宝石として好まれ、また半透明から不透明なものは主として彫刻等に用いられている。

また、ゾイサイトはかつて「黝簾石(ゆうれんせき)」とも呼ばれたが、現在は使われていない。
マンガンによりピンク、バナジウムで青から紫色になる。
前者を『チューライト』(和名:桃簾石「とうれんせき」)、
後者は『タンザナイト』(ティファニー社が産地名に因んで付けた商業名)。
チューライトはノルウェー古代の産地名“ツーレ”に因む。
グリーンのゾイサイトはタンザニア産で、現地では『アニョライト』と呼ばれる。

ゾイサイトの変種であり、変成岩の一種でもあるアニョライトを構成しているのは、
緑のゾイサイトと黒の「チェルマカイト」、そしてルビーの結晶。
アニョライトに含まれるルビーは、宝石になるほど上質なものは滅多にないが、
ゾイサイトの緑と見事なコントラストを織り成し、独特の美しさを醸し出している。

ゾイサイト(灰簾石)の主な産地はタンザニア(主にタンザナイト)、
ケニア(主にアニョライト)、ノルウェー(主にチューライト)、
スイス、オーストリア、インド、パキスタン、アメリカのワシントン州等。






満開の桜の園を彷彿とさせるとても可愛らしい石です。
後日、日本産のチューライトを
特に『桜ライト』と呼ぶと知り
偶然ですが思わぬ一致にビックリしました(笑)。

ちなみに『桜ライト』は大和撫子の石だそうです。
色ももっと赤っぽい感じでしょうか?
私はピンクの方が桜のイメージがあります。
石の名前に桃が入っているので
桃の花でもピッタリかもしれませんね。


次回は2016年に発見された新種の鉱物
グレープ・カルセドニー(パープル色のカルセドニー)を
ご紹介したいと思います。
お楽しみに~!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする